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雪で東京・京都競馬が中止、代替開催はグリーンチャンネル無料放送——馬券11億円は全額返還に

2月8日の大雪で東京と京都の競馬が中止に

代替競馬は月曜に京都、火曜に東京で開催
グリーンチャンネルは両日とも無料放送

JRAは12年ぶりとなる4日連続開催に踏み切った。前夜に購入された11億5000万円超の馬券は全額返還となり、きさらぎ賞と東京新聞杯は異例の平日開催を迎える。





 

 

 

降雪で東京・京都が同日中止——代替競馬は2月9日(月)京都、10日(火)東京で開催

JRAの公式発表によると、2026年2月8日、降雪の影響で東京競馬と京都競馬の開催を中止した。京都は2月9日(月曜)、東京は2月10日(火曜)にそれぞれ代替競馬を行う。



中止は8日の午前6時に決定された。スポニチによると、東京競馬場は午前3時30分の時点で10センチの積雪があった。大人の手のひら幅ほどの雪がコース一面に積もっていたことになる。



約500人が除雪に動員されたものの、降雪が続く予報もあり、JRAは翌日月曜の開催も困難と判断。東京だけは翌々日の火曜にずれ込んだ。



なぜ京都は月曜で東京は火曜なのか?

京都は積雪量が東京より少なく、翌日までに除雪が完了する見通しだった。一方、東京は除雪作業の見込みが立たず、もう1日が必要だった。



過去の雪による中止事例を並べると、今回の珍しさがよくわかる。

 

年月 中止場 代替日 備考
2014年2月 東京 月・火 4日連続開催。東京が4日連続で中止
2017年1月 京都・中京 翌週 2場同日中止。積雪が原因
2019年2月 東京 翌日月曜 東京が丸1日中止
2025年2月8日 京都 翌々日月曜 京都単独で積雪中止
2026年2月8日 東京・京都 月・火 2場同日中止かつ4日連続開催

 

馬トク報知によると、雪の影響で4日連続開催になるのは2014年2月以来12年ぶり。2場が同じ日に中止になるのは2017年1月15日以来9年ぶりだ。



さらにnetkeibaが報じた通り、京都競馬は2025年も2月8日に積雪で中止されており、2年連続で同じ日付に中止という偶然が重なった。



JRAの代替競馬発表では、出馬表の内容は変更しないと明記されている。枠順も出走馬もそのまま。つまり当日のスポーツ新聞や競馬新聞がそのまま使える。9日の京都にはきさらぎ賞(GⅢ)、10日の東京には東京新聞杯(GⅢ)が組まれている。



では、この代替競馬をテレビやネットで観るにはどうすればよいのか。グリーンチャンネルの無料放送について確認していく。




 

 

 

グリーンチャンネル無料放送の時間帯と視聴方法——「一部有料」の中身も解説

JRAは代替競馬の両日とも、グリーンチャンネルの競馬中継を無料放送すると発表した。スポニチによると、放送時間は以下の通り。

 

📺 グリーンチャンネル無料放送スケジュール

  • 2月9日(月・京都) 午前9時30分〜午後4時30分
  • 2月10日(火・東京) 午前9時30分〜午後5時

 

いずれも「一部有料」と記載されているが、これはグリーンチャンネルWebの有料プランなどが通常通り課金される、という意味だ。BSグリーンチャンネル(BS234ch)やスカパー!のCS放送で流れる中央競馬全レース中継は無料で視聴できる。J:COMなど一部のケーブルテレビでも同様に無料で映る。



知っておきたいポイント

今回の無料放送は「特別なサービス」ではない。JRAでは平日や祝日に代替開催がある場合、グリーンチャンネルのBS放送は終日無料で放送するルールが以前から定着している。週末の通常開催日だけが有料なのだ。



さらに大きな動きがある。JRAは1月30日の公式発表で、2026年3月14日からグリーンチャンネルの全レース中継をネットで無料ライブ配信すると発表済みだ。YouTube JRA公式チャンネル、グリーンチャンネルWeb無料版、JRAアプリの3つで、毎週末の全レースが無料で観られるようになる。



今回の代替競馬は、その恒久無料化の約1か月前にやってきた。BSが映る環境があるなら、3月以降に始まるネット無料配信を待たずに、全レース中継を体験するチャンスでもある。



テレビでレースを楽しめることがわかった。次に気になるのは馬券の取扱いだろう。中止分の馬券がどうなるのか、そして代替競馬の馬券はいつ買えるのかを確認する。




 

 

 

馬券はどうなる?——中止分は全額返還、代替競馬は改めて購入が必要

2月8日に発売された東京・京都の馬券およびWIN5は全額返還となる。JRA公式が明記している通り、代替競馬への持ち越しはできない。改めて代替開催の馬券を購入する必要がある。



「どうせ同じ枠順で同じ馬が走るのだから、そのまま使えるのでは」と思うかもしれないが、ルール上、中止になった開催の馬券と代替競馬の馬券は別物として扱われる。



返還された金額の規模

馬トク報知によると、7日の夜間にインターネット投票で購入された馬券は東京分が約7億9200万円、京都分が約3億6300万円。WIN5を含めた合計は約11億5524万円にのぼる。この金額がすべて白紙に戻された。



代替競馬の馬券はネット投票で購入

代替競馬の馬券は即PATやA-PATなどのインターネット投票で購入できる。平日でもネット投票は利用可能なので、スマホやPCがあれば問題ない。発売開始時間はJRAが決定次第、公式サイトで告知される。



銀行口座のロックに注意

代替開催が入ったことで、馬券代金の引き落とし日がずれる。JRAの発売・決済日に関する発表によると、2月7日〜10日に購入した馬券の振替振込日は2月12日(木曜)。銀行口座のロック期間は以下の通りだ。

 

銀行 ロック解除
みずほ・三菱UFJ・りそな・三井住友 2月12日(木)12時まで
北洋・東邦・第四北越・広島・福岡 2月12日(木)終日

 

⚠ 即PAT利用者への注意

2月8日(日曜)には一括出金が行われない。8〜10日の間に口座にお金を戻したい場合は、即PATの発売時間中にログインして手動で出金指示を出す必要がある。



WIN5のキャリーオーバーは2月15日へ

代替競馬の開催日にはWIN5の発売がない。2月1日に発生したキャリーオーバー5億3990万5240円は、2月15日(日曜)のWIN5に持ち越される。宝くじ1等に迫る金額が、もう1週間お預けとなった。



ネットで馬券を買い、テレビで観戦するのが基本スタイルになるが、平日でも競馬場やウインズに足を運ぶことはできるのだろうか。




 

 

 

競馬場・ウインズの営業情報——代替競馬は入場料無料のフリーパスの日

2月9日の京都競馬場、10日の東京競馬場ともにフリーパスの日として入場料無料で営業する。JRAの9日入場券情報および10日入場券情報で発表された。開門は両日とも9時00分の予定。



通常の開催日は200円の入場料がかかるが、代替競馬はフリーパスの扱いとなる。平日で人出も少ないため、普段の週末より空いた環境で重賞レースを生観戦できる可能性が高い。



指定席の料金と予約方法

指定席のネット予約は2月8日(日曜)19時から先着順で受け付けが始まる。

 

京都競馬場(2月9日)

席種 席数 料金
A指定席 660席 1,900円
B指定席 586席 1,400円

東京競馬場(2月10日)

席種 席数 料金
5階A指定席 1,078席 1,000円
5階C指定席 294席 500円

 

東京の5階C指定席は500円。入場料ゼロと合わせると、ワンコインで指定席から東京新聞杯を観戦できる計算になる。



ウインズの営業状況

ウインズやエクセルも営業するが、一部ではフロアを縮小して営業する施設や、指定席の発売を行わない施設がある。主要な発売実施施設を挙げると、ウインズ汐留、ウインズ立川(9日のみ)、エクセル田無、エクセル伊勢佐木、エクセル浜松、エクセル博多などで指定席の当日販売やネット予約販売が行われる。



ウインズ後楽園やウインズ梅田など大都市の施設でも馬券購入自体は可能だが、指定席は発売されない。



競馬場やウインズでの観戦準備が整ったところで、レースそのものに目を向けたい。延期によって出走馬の調整に影響はあるのだろうか。




 

 

 

レースへの影響——遠征馬の調整と坂井瑠星騎手の全鞍乗り替わり

代替開催に伴い、遠征馬の調整環境が限られるほか、坂井瑠星騎手が9日京都の全4鞍で乗り替わりとなった。レースの行方を左右する要素がいくつか生まれている。



東京新聞杯——関西馬27頭が4日間の滞在調整

スポニチによると、東京新聞杯に出走する関西馬9頭を含む計27頭は、すでに土曜の時点で東京競馬場に到着していた。火曜の本番まで4日間、競馬場に滞在しながらコンディションを維持することになる。



日刊ゲンダイは、調整環境の制約について詳しく報じている。東京競馬場では9日にダートコースを調教スペースとして確保する予定だが、ダートでの調教は馬の体を硬くするリスクがあるとされている。飼い葉をよく食べて体重が増えやすい馬、逆に神経質で細くなりやすい馬など、個体によって延期の影響は異なる。



ウマニティの報道では、東京競馬場に出走予定だった関東馬は事前の告知により輸送を見合わせていた。関東馬は通常通り美浦トレーニングセンターで調整してから当日輸送で臨める。この差は見逃せない。



きさらぎ賞——栗東滞在組と京都滞在組の調整差

きさらぎ賞ではさらに複雑な構図がある。日刊ゲンダイの報道によると、関東馬のゾロアストロは京都競馬場に到着済みで、そのまま月曜のレースまで滞在する。一方、ゴーイントゥスカイとラフターラインズは栗東トレセンに滞在中。栗東のウッドチップ馬場で通常の調教ができるため、コンディション面では優位に立つと考えられる。

 

分類 該当馬の例 調整環境
栗東トレセン滞在 ゴーイントゥスカイ、ラフターラインズ ウッドチップ等の施設を通常使用可能
京都競馬場滞在(関東馬) ゾロアストロ 限られた施設での微調整
京都競馬場滞在(関西馬) その他の地元勢 当日朝の栗東輸送が可能

 

パドックで各馬の馬体重の増減と歩様をいつも以上に注意して確認することが、代替競馬ならではのポイントになる。



坂井瑠星騎手の全鞍乗り替わり——背景にサウジカップ

東スポ競馬によると、坂井瑠星騎手は9日の京都で騎乗予定だった4鞍すべてで乗り替わりとなった。理由は2月14日のサウジカップでフォーエバーヤングに騎乗するための海外渡航。8日が日曜開催なら問題なかったが、月曜にずれ込んだことで渡航スケジュールと衝突した。



🏇 JRA発表の代替騎手

  • 1R プレデンシア → 北村友一
  • 3R カーリキュー → 川田将雅
  • 5R エレガントアスク → 川田将雅

 

川田将雅が2鞍で代打に入る形だ。坂井の不在はマイナス材料である一方、リーディング上位の川田が乗ること自体は陣営にとって心強い。




 

 

 

代替競馬を楽しむためのポイントまとめ

  • グリーンチャンネルは無料放送。9日は9:30〜16:30、10日は9:30〜17:00。BSが映ればそのまま視聴できる
  • 馬券は全額返還。中止分は代替競馬に持ち越せない。ネット投票で改めて購入が必要
  • 競馬場は入場料無料。指定席は8日19時からネット予約の先着順で取れる
  • 銀行口座のロックに注意。振替振込日は2月12日(木)。即PATの出金は手動指示が必要
  • パドックで馬体重をチェック。滞在延長の影響は馬ごとに異なる



平日に重賞が開催されるのは珍しい。テレビの無料放送、入場料無料、そしてWIN5の5億円超キャリーオーバーが翌週に控える。いつもと違う競馬を、いつもと違う曜日に楽しめる2日間になる。




よくある質問

Q. 代替競馬のグリーンチャンネル無料放送は何時から?

A. 2月9日(京都)は9:30〜16:30、10日(東京)は9:30〜17:00。BSグリーンチャンネル(BS234ch)で無料で視聴できます。

Q. 中止になった馬券はどうなる?

A. 全額返還されます。代替競馬への持ち越しはできないため、改めてネット投票等で購入する必要があります。

Q. 代替競馬の日に競馬場に入場できる?

A. できます。9日の京都競馬場、10日の東京競馬場ともにフリーパスの日で入場料は無料です。開門は9時00分予定。

Q. WIN5のキャリーオーバーはどうなる?

A. 代替競馬当日にはWIN5は発売されません。5億3990万5240円のキャリーオーバーは2月15日(日曜)に持ち越されます。

Q. 出馬表は変わる?新聞はそのまま使える?

A. 出馬表の内容(枠順・出走馬)は変更なしとJRAが発表しています。8日付の競馬新聞やスポーツ新聞はそのまま使えます。



参考文献