| 読了時間:約5分
エランガという名前を聞いて、すぐに顔が浮かんだ人はどれだけいるだろうか。
2026年6月26日、FIFAワールドカップ2026グループF最終節。
スウェーデンは日本戦に向け、これまで先発に入っていなかったアントニー・エランガをいきなりスタメンに加えた。
「誰だそれ」と思ってスマホを開いた人も多いはずだ。
実はそのエランガ、移籍金約 83億円 でニューカッスルに加入した選手で、しかも父親も元W杯出場選手という家族の物語がある。
この記事でわかること

エランガって何者?83億円の選手が今日初先発
83億円 の選手が、今日まで一度もW杯で先発していなかった。
アントニー・エランガ は2002年4月27日生まれ、現在 24 歳。
スウェーデン・マルメ出身のフォワードで、現在はイングランド1部リーグ(プレミアリーグ)の ニューカッスル に所属している。
日刊スポーツ(Yahoo!ニュース経由) によると、FIFAランキング 38 位のスウェーデンが今日初めてエランガを先発起用し、イサク・ギェケレシュと並ぶ3トップを形成した。
その移籍金は、 BBCスポーツの報道によれば5500万ポンド 。
日本円に換算すると約 83億円 になる。
移籍金の換算
5,500万ポンド × 150円(概算)= 約83億円
「スピードで試合を動かせる選手」という評価が複数のメディアで一致しており、右サイドで前を向いた瞬間に一気に相手の守備ラインの裏を突くプレースタイルとされる。
カウンター攻撃でとくに力を発揮し、わずかなスペースでも長い距離を走り抜けるスプリントが武器だ。
あなたが名前を聞いたことがなかったとしても当然だ。
ただ、 83億円という数字 を聞けば、それがどれほどの選手なのか少し見えてくるはずだ。
広告
では、なぜこれほどの選手が今日まで先発ではなかったのか。
「勝利必須」だからこそエランガを解き放った
前節オランダに 5-1で大敗した スウェーデンが、今日選んだのは守備の強化ではなく攻撃の爆発だった。
理由はシンプルだ。
グループF最終節を前に、スウェーデンは勝ち点 3 で 3 位。
この試合で引き分けても敗退が決まる状況だった。
フットボールチャンネル(Yahoo!ニュース経由) が伝えているとおり、スウェーデンにとってこの日本戦は 「勝利必須」の一戦 だった。
⚠️ スウェーデンの状況
グループF第3節時点で勝ち点 3 ・3位。
引き分けでも敗退が確定するため、 この試合は勝つ以外に道がない 状況だった。
前節から 2 選手を変更し、3-4-3の布陣でエランガを3トップの一角に据えた。
サッカーキング によると、これまでの5-3-2から布陣を変え、エランガとイサクを両ワイドに配置する形へとシフトした。
第1節のチュニジア戦では、 イサク が 1 ゴール 2 アシスト、 ギェケレシュ が 1 ゴール 1 アシストを記録しスウェーデンは5-1で大勝している。
その2人にエランガを加えたことで、攻撃の選択肢は一気に広がった。
勝利必須の状況でポッターが守備よりも「点を取って勝つ」という方向を選んだのではないか。
その判断を体現するのが、今日初先発のエランガという位置づけだろう。
広告
では、この3トップには、もう一つ驚くべき共通点がある。
3人ともプレミアリーグ所属という"奇跡の布陣"
イサクはリヴァプール。
ギェケレシュはアーセナル。
エランガはニューカッスル。
スウェーデンの3トップは全員、イングランド最高峰リーグ(プレミアリーグ)の選手だ。
しかも所属クラブが 3 つとも異なる。
日刊スポーツ(Yahoo!ニュース経由) が確認しているとおり、この 3 人が同時に先発に並ぶのは今大会で初めてだ。
FIFAランキングで見ると、日本は 18 位、スウェーデンは 38 位。
数字だけ見れば 日本が格上 だ。
しかし、3トップ全員がプレミアリーグで揉まれた選手で構成されており、ランキングの数字が示す以上の実力を持つ可能性がある。
ランキングで日本より 20 位以上下のチームが、最前線には世界トップのリーグの選手を 3 人並べている。
この逆転した構図 こそ、スウェーデンが単純な「格下」と見られない理由だ。
そのエランガが、これほど強い選手になった背景には、意外な家族の物語がある。
広告
エランガの父もW杯に出ていた——28年前のカメルーン
アントニー・エランガの父ジョセフは、28年前のW杯に出場していた選手だ。
Wikipediaのアントニー・エランガのページ によると、父 ジョセフ・エランガ は元カメルーン代表の選手で、 1998 年フランスW杯に出場している。
アントニーは 2002 年生まれだから、父がW杯のピッチに立ったのはアントニーが生まれる 4 年前だ。
そして今日、息子が日本相手にW杯の先発選手として立っている。
ジョセフ・エランガがカメルーン代表としてフランスW杯に出場
アントニー・エランガ、スウェーデン・マルメで生まれる
ニューカッスルへ移籍金5500万ポンド(BBCスポーツ報道)で加入
日本戦でW杯初先発。
父の背中を追って同じ舞台に立つ
スポーツ科学の研究では、身近に「成功した競技者」という手本(ロールモデル)がいることで、子どもの動機づけと技術の習得が大きく加速するとされている。
アントニーにとって、そのモデルが自分の父親だったのではないか。
広告
父の背中を見て育ち、幼い頃から「W杯のピッチに立つ」という場面をごく近くで想像できた環境が、アントニーの成長を後押しした可能性は高いだろう。
移籍金約 83億円 という評価は、そうして積み重なった環境・才能・意志すべてへの総合評価なのではないか。
「エランガって、実は父親も昔W杯出てた選手なんだよ。
だから強いのも当然かもしれない」——そんな一言が、職場でも自然に出てくるはずだ。
広告
では今日、そのエランガを擁するスウェーデンに日本は勝てるのか。
鍵を握るのはスウェーデンの"弱点"にある。
日本が勝つカギ——スウェーデンの"唯一の弱点"
190cm のCBが並ぶスウェーデン守備陣が、オランダ戦でサイドクロスから 3失点 した。
時事通信 は「スウェーデンはオランダ戦で、サイドからDFラインとGKの間にパスを通される形で3失点」と伝えている。
身長 190cm 前後の長身センターバック(守備の中央を担う選手)がそろっているが、 足元の対応に弱点がある と指摘されている。
前半を終えて試合のスコアは0-0。
ボール保持率は日本 56 %、スウェーデン 44 %で、シュートは日本 4 本(枠内 2 本)、スウェーデン 2 本(枠内 1 本)だ。
前半は 日本の方が攻撃的な展開 だった。
Olympics.com によると、後半から日本がサイドからの鋭いクロスを増やせれば、スウェーデン守備陣の弱点を突ける展開になるだろう。
試合を見るなら、後半の日本の 右サイド攻撃に注目 するといい。
今試合の状況をまとめで確認しよう。
広告
現在の試合速報——前半は0-0で折り返し
前半 45 分が終わり、スコアは0-0のまま後半へ向かう。
両チームとも3-4-3を採用し、鏡のように向き合うかたちで試合は進んでいる。
スポーツナビ によると、前半のボール保持率は日本 56 %、スウェーデン 44 %。
シュートは日本 4 本・スウェーデン 2 本で、 日本がやや押し込む形で前半を折り返した 。
グループの状況として、日本は引き分け以上で 2 位以内が確定し、決勝トーナメント(ベスト32)進出が決まる。
首位通過ならモロッコ、2位通過ならブラジルとの対戦が決まる。
広告
日本経済新聞 によると、日本は前半からプレスのスイッチを入れる場面もあったが、スウェーデンの強力な3トップにスペースを与えないよう守備を固める時間が続いた。
後半、どちらが先に仕掛けるかが勝負のわかれ目になるだろう。
まとめ
- エランガは移籍金5500万ポンド(約83億円、BBCスポーツ報道)でニューカッスルに加入した24歳のFW。「知らない選手」のまま試合を見るのと、この数字を知って見るのでは全く見え方が変わる
- スウェーデン3トップはイサク(リヴァプール)・ギェケレシュ(アーセナル)・エランガ(ニューカッスル)と、全員が異なるプレミアリーグのクラブ所属。FIFAランキングは日本より20以上低いが、3トップの顔ぶれは世界最高水準のリーグで揉まれた選手たちだ
- エランガの父ジョセフは1998年フランスW杯にカメルーン代表として出場。息子が生まれる4年前にW杯を経験した父の存在が、アントニーの成長を後押しした可能性がある
- スウェーデンはオランダ戦でサイドクロスから3失点しており、190cm級の長身CBでも足元への対応に弱点がある。後半の日本のサイド攻撃に注目するといい
- 前半は日本のシュート4本・スウェーデン2本で0-0。引き分け以上で日本の決勝T進出が確定する
ワールドカップは選手一人ひとりの名前を知るほど、見えてくるドラマが増える。
よくある質問(FAQ)
Q1. エランガはどんな選手?
アントニー・エランガは2002年4月27日生まれ24歳のスウェーデン代表FW。
ニューカッスル所属で、スピードを武器に相手守備の裏を突くウインガーとされる。
Q2. エランガの移籍金はいくら?
BBCスポーツの報道によると、2025年7月にノッティンガム・フォレストからニューカッスルへの移籍金は5500万ポンド(日本円で約83億円)とされる。
Q3. エランガはマンチェスター・ユナイテッドから移籍した?
エランガはマンチェスター・ユナイテッドのユースで育ちトップチームでもプレー。
2023年にノッティンガム・フォレストへ移籍し、2025年夏にニューカッスルへ加入した。
Q4. スウェーデンの3トップは全員プレミアリーグ所属?
そのとおり。
イサクがリヴァプール、ギェケレシュがアーセナル、エランガがニューカッスルと、3人が全員異なるプレミアリーグクラブに所属している。
Q5. エランガの父親もサッカー選手?
父ジョセフ・エランガは元カメルーン代表の選手で、1998年フランスW杯に出場している(Wikipediaのアントニー・エランガのページに記載)。
Q6. 日本vsスウェーデンの前半の結果は?
前半は0-0で折り返した。
ボール保持率は日本56%・スウェーデン44%で、シュートは日本4本・スウェーデン2本だった。
Q7. スウェーデンが今日エランガを先発起用した理由は?
グループF第3節を前にスウェーデンは勝ち点3で3位。
この試合は勝利必須のため、守備強化よりも攻撃の爆発力を優先した布陣変更と考えられる。
📚 参考文献
- 日本経済新聞「【ワールドカップ】日本vsスウェーデン 速報中」 (2026年6月26日)
- Olympics.com「【ライブ速報】サッカー日本代表vsスウェーデン丨スタメン・ゴール・スコア経過/W杯2026」 (2026年6月26日)
- 時事通信「グループF(F組)|組み合わせ・日程・順位|サッカーワールドカップ2026」 (2026年)
- サッカーキング「スウェーデン代表は"スピードスター"エランガを先発起用で超強力攻撃陣を形成へ」 (2026年6月26日)
- 日刊スポーツ(Yahoo!ニュース経由)「スウェーデンが日本戦の先発発表…強力FW3人が同時先発」 (2026年6月26日)
- Wikipedia「アンソニー・エランガ」
- Goal.com 日本「ニューカッスル、スウェーデン代表FWエランガの獲得発表…移籍金は100億円超か」 (2025年7月12日)
- フットボールチャンネル(Yahoo!ニュース経由)「W杯グループF各国の突破条件は? 日本代表は引き分け以上で突破」 (2026年)
- サッカーキング「イサク&ギェケレシュを擁するスウェーデン代表…指揮官はさらなる活躍に期待」 (2026年6月20日)
- スポーツナビ「W杯 グループF 第3節 日本 vs. スウェーデン 試合テキスト速報」 (2026年6月26日)
- x.com
- x.com
リアルタイムニュースNAVI 編集部
reaitimenews.com
話題のニュースを「なぜ?」の視点で深掘りするニュースメディアです。法律・心理学・経済など専門分野の知識をもとに、報道だけではわからない背景や理由をわかりやすく解説しています。
広告