「ニュース記事」だと思って開いたら、ただの画像87枚目だった。
「機動戦士ガンダム ヴァルプルギス」の10巻試し読みを検索する。
すると、ウォーカープラスのページにたどり着く人が多い。
タイトルだけ見ると、最終巻のネタバレ記事のようだ。
でも実際に開くと、中身はほぼ画像だけだった。
文章による説明はほとんどない。
この記事でわかること

「試し読み87枚目」が映すもの
114枚中の 87 枚目。
それだけの記事が、なぜ検索結果に並ぶのか。
ウォーカープラス は「機動戦士ガンダム ヴァルプルギス【10巻(後半)試し読み】」を配信した。
公開日は2023年10月16日だ。
全部で 114枚 の画像が並ぶ構成だ。
今回見ているのは、その中の 87枚目 にあたる1ページだけになる。
文章による解説は、 ほぼ書かれていない 。
実は、この手のページは「記事」と呼ばれていても、 中身は漫画のワンシーンを並べただけのこと が多い。
検索した人が期待しているのは、たぶん「結末がどうなったか」を説明してくれる記事だろう。
でもこのページは、それには応えてくれない。
では、この漫画はそもそもどんな話なのか。
何巻まで続き、誰が作っているのか。
それを知らないと、画像だけ見ても意味がわからない。
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では、画像の向こうにある作品自体は、いったいどんな話なのか。
人気作なのにアニメ化されない理由
人気ガンダム作品なのに、アニメ化はされていない。
「ガンダム」と聞くと、 新しいアニメが作られているイメージ を持つ人も多いだろう。
でも「機動戦士ガンダム ヴァルプルギス」は違う。
アニメ化はされていない 。
一般的に広く知られている作品とは言いがたい、と リアルサウンド は伝えている。
なぜアニメ化されなかったのか。
理由のひとつは、生まれ方にある。
この作品は2017年に始まった。
月刊誌「ガンダムエース」創刊 15周年 と、ガンダムゲーム生誕 30周年 を記念した企画だった。
アニメ先行ではなく、雑誌の記念企画として生まれた漫画だった。
描いているのは漫画家の 葛木ヒヨン 、脚本は 海冬レイジ だ。
原案にはシリーズの生みの親である 矢立肇・富野由悠季 の名前も並ぶ。
連載は2017年から始まり、最終巻の10巻まで続いた。
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では、アニメ化されないまま5年続いた物語は、最終巻でどんな結末を迎えたのか。
最終巻が描いた本当の決着
ハマーンの正体と、最終決戦の決着。
10巻はその両方を一気に描いた。
10巻に添えられた紹介文は、こう書かれている。
ハマーンの正体、そしてオーヴェロンvsタイタニアツーと決着!
短い一行に、伏線回収と最終決戦という2つの要素が同時に詰め込まれている。
KADOKAWA公式サイト が伝える情報だ。
これが、5年にわたる連載の最終巻になる。
この一行に込められた情報は、実は2段構えだ。
1つは「ハマーンの正体」という、序盤から続いていた謎の答えになる。
もう1つは「タイタニアツーとの決着」という、新たに登場した敵との決着だ。
1冊で2つの大きな謎が同時に片づく構成になっている。
では、内容は分かった。
なぜこの結末を伝える記事自体が、文章ではなく画像114枚という形を選んだのか。
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ニュース記事に見える販促の構図
「ニュース」の体裁を借りた、自社作品の販促ページ。
ウォーカープラスは、ニュースサイトの形をしている。
記事一覧には「ニュース・連載」という項目も並ぶ。
でも、このページの運営元をたどると、別の顔が見えてくる。
ウォーカープラスを運営しているのは、 KADOKAWA CORPORATION だ。
「機動戦士ガンダム ヴァルプルギス」の出版元はKADOKAWAだ。
連載していた雑誌「ガンダムエース」の運営元も、同じKADOKAWAになる。
ガンダムエース公式サイト の運営元も同様だ。
つまりこのページは、 自分の会社が出している漫画を、自分の会社のニュースサイトで紹介している形 になる。
ニュースサイトの形をしたページには、つい安心して読んでしまう心理が働く。
これは心理学でハロー効果と呼ばれる、情報源への信頼がそのまま記事の内容への信頼に移ってしまう効果だ。
同じ会社のグループ内で作られた試し読みページも、この効果を結果的に借りているのではないか。
試し読みページを開くときは、運営元を確認してみるのもひとつの手だ。
では、この販促の対象になっている物語そのものは、ガンダムシリーズ全体の中でどんな場所に位置しているのか。
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シリーズ年表の隙間を埋める物語
舞台は『ZZ』の直後、『逆襲のシャア』の手前。
「機動戦士ガンダム ヴァルプルギス」の舞台は宇宙世紀0089年だ。
これは『機動戦士ガンダムΖΖ』で描かれた戦争が終わった直後にあたる。
そして『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で描かれる戦争が始まる少し前でもある。
シリーズの年表には、長らく空白だった時期がある。
本作はその隙間を埋める形で位置づけられている、と コミックウォーカー に連なる情報は指摘している。
1巻が出たのは2018年3月だった。
連載開始から完結まで、まるごと5年かかっている。
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では、シリーズ的な位置づけは分かった。
今からこの全10巻を読むのは「あり」なのか。
完結済み10巻、今が読み時
1巻から10巻まで、平均6.3か月に1冊のペース。
1巻から10巻までは、合計 1738日 かかった。
月にすると、約 57か月 だ。
単純計算すると、1巻あたり平均で 6.3か月 に1冊というペースだっただろう。
これは、急いで終わらせた作品ではない。
じっくり時間をかけて作られた、5年がかりの完結作品だ。
そして今は、新刊を待つ必要がない。
公式の電子書籍ストアでは、10巻が「最新刊」として並んでいる。
BOOK☆WALKER が示す情報だ。
つまりこの作品は、もうすべての巻がそろっている。
気になった人は、1巻から一気に読み始められる。
新刊を待つストレスがない、というのも完結済み作品ならではの楽しみ方だ。
「機動戦士ガンダム ヴァルプルギス」は、5年かけて完結した全10巻の物語だ。
試し読みのページを開いて、続きが気になった人もいるだろう。
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今ならシリーズ全部を一気読みできるタイミングだ。
まとめ
- ウォーカープラスの試し読みページは、114枚の画像のうち1枚を表示するだけで、文章による解説はほとんどない
- 「機動戦士ガンダム ヴァルプルギス」はアニメ化されておらず、雑誌「ガンダムエース」創刊15周年とガンダムゲーム生誕30周年の記念企画として始まった
- 試し読みページを運営するKADOKAWA CORPORATIONは、作品の出版元・連載誌の運営元と同じ会社だ
- 物語の舞台は宇宙世紀0089年で、『ZZガンダム』の戦争直後、『逆襲のシャア』の戦争が始まる少し前にあたる
- 1巻から10巻までの刊行ペースを計算すると平均6.3か月に1冊で、シリーズはすでに全10巻が完結している
試し読みのページは、漫画への入り口であると同時に、会社の出口でもある。
よくある質問(FAQ)
Q1. 「機動戦士ガンダム ヴァルプルギス」とはどんな漫画ですか?
宇宙世紀0089年を舞台に、主人公マシロが謎のガンダム「オーヴェロン」に乗る物語。
雑誌「ガンダムエース」で2017年から連載された。
Q2. 10巻のネタバレを教えてください
ハマーンの正体が明らかになり、オーヴェロンとタイタニアツーの最終決戦に決着がつく。
2022年12月26日発売の最終巻だ。
Q3. この作品はアニメ化されていますか?
アニメ化はされておらず、漫画作品として全10巻で完結している。
Q4. ウォーカープラスの試し読みページはなぜ画像だけなのですか?
出版元と運営元が同じKADOKAWAグループのため、漫画のシーンを並べた販促ページとして作られているためだ。
Q5. 「機動戦士ガンダム ヴァルプルギス」は全部で何巻ですか?
全10巻で完結している。
各電子書籍ストアで一部の試し読みが無料で公開されている。
Q6. 1巻はいつ発売されましたか?
2018年3月24日に発売された。
10巻までの刊行に約5年かかっている。
📚 参考文献
- ウォーカープラス「機動戦士ガンダム ヴァルプルギス【10巻(後半)試し読み】」 (2023年10月16日)
- KADOKAWA公式サイト「機動戦士ガンダム ヴァルプルギス 10」
- BOOK☆WALKER「【最新刊】機動戦士ガンダム ヴァルプルギス(10)」
- ガンダムエース公式サイト「コミックス|機動戦士ガンダム ヴァルプルギス(10)」
- リアルサウンド「『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』はオールドファンも要チェック 最終巻に感動の声続々」 (2022年12月)
- コミックウォーカー「機動戦士ガンダム ヴァルプルギス|カドコミ」
- ja.wikipedia.org
- dic.pixiv.net
- x.com
- x.com
リアルタイムニュースNAVI 編集部
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