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林明子さん死去・81歳——「はじめてのおつかい」絵本作家が遺したもの

| 読了時間:約5分

亡くなる75日前に、自分の全作品集が出ていた。

2026年7月8日、 福音館書店が公式X(旧Twitter)に 静かに一文を投稿した。

「絵本作家の林明子さんがお亡くなりになりました」。

『はじめてのおつかい』『こんとあき』——タイトルを聞けば、必ずどこかで出会ったことがあるはずだ。

あの絵を描いた人が、7月1日に逝った。

81歳だった。


林明子さん死去・81歳——「はじめてのおつかい」絵本作家が遺したもの

2026年7月1日、林明子さんが逝った

「謹んでお悔やみ申し上げます」—— 7月8日 福音館書店 がXに投稿した一文が、静かに広がった。

林明子(はやしあきこ) さんは 7月1日 に亡くなった。
福音館書店 が8日、文書と公式SNSで正式に発表した。

葬儀はすでに 家族葬として執り行われている

お別れの会については未定だ。

発表の中で福音館書店は、代表作として『はじめてのおつかい』『こんとあき』『おつきさまこんばんは』の名前を挙げた。

「子どもたちへの愛情に満ちた温かな作品を、数多く残してくださいました」とつづっている。

また、死去が伝えられたその同じ発表の中で、福音館書店はある事実にも触れた。

「4月に、林明子さんの作品世界とその舞台裏などを収めた 『子どもを描く 林明子の世界』を刊行したばかりでした 」——その意味については、後ほど詳しく見ていく。

死去場所については、 オリコンの報道 によると長野県諏訪市の諏訪日赤病院だったとされる。

死因は 肺炎 だったと伝えられている。

林明子さんはどんな作品を残した人だったのか——意外と「作品の全体像」を整理できている人は少ないかもしれない。


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みいちゃんも、こんも、月も——代表作を知る

50年 以上にわたって子どもたちに読まれ、英語版や韓国語版でも愛されてきた作品群がある。

林明子 さんは 1945年 に東京で生まれ、横浜国立大学教育学部美術科を卒業した。
1973年 、福音館書店の月刊絵本「かがくのとも」に掲載された『かみひこうき』で絵本作家としてデビューする。

そこから始まった 53年間 のキャリアで、林さんは受賞を重ねた。
埼玉県立図書館の資料 によると、受賞歴は以下のとおりだ。

1973年
デビュー 『かみひこうき』で絵本作家デビュー
1979年
受賞 『きょうはなんのひ?』で第2回絵本にっぽん賞受賞
1983年
受賞 『おふろだいすき』でサンケイ児童出版文化賞美術賞受賞
1984年
受賞 『はじめてのキャンプ』でフランスの絵本賞LE GRAND PRIX DES TREIZE受賞
1989年
受賞 『こんとあき』で講談社出版文化賞受賞
2026年
逝去 7月1日、81歳で死去。英語版・韓国語版も刊行された作品を後世に残す

昭和 48年 (1973年)のデビューから2026年の死去まで——あなたが子どもだった頃に読んだ本と、今あなたが子どもや孫に読み聞かせている本が、 同じ人の手で描かれていてもおかしくない

それだけの時間をかけて、林さんは子どもの本を作り続けた。

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ただここで一つ、大事な事実を確認しておきたい。

林明子さんは『はじめてのおつかい』を「一人で作った」のだろうか。

「あの絵本」は一人で作っていなかった

みいちゃんが牛乳を買いに走るあの物語は、実は 二人の才能が出会って生まれた作品 だった。

林明子さんが 一人で全部作った と思っていた人は多いはずだ。

でも正確には、『はじめてのおつかい』は作家・ 筒井頼子(つつい よりこ) さんの文と、林明子さんの絵による 共作 だ。


で確認するのが早いだろう。

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ひとりの絵本作家が 53年 かけて描き続けたものは、今この瞬間も、どこかの本棚に静かに息づいている。

まとめ

  • 林明子さんは2026年7月1日、81歳で死去。福音館書店が8日に公式発表し、葬儀はすでに家族葬で終えている
  • 『はじめてのおつかい』は筒井頼子さんとの共作で「文」は別の作者。「林明子=全部一人で作った」は誤解だ
  • 死去の75日前(4月17日)に、宮﨑駿氏インタビューを収録した集大成書『子どもを描く 林明子の世界』が刊行されていた
  • 「子どもに本物だと思ってもらえるように」という哲学が、大人が読んでも泣ける絵を53年間生み出し続けた理由のひとつではないか
  • 作品は書店・図書館で今すぐ手に取れる。お別れの会の情報は福音館書店の公式SNSで今後発表される見込みだ

子どもに向けて描ききったからこそ、大人の中に眠る子どもの記憶が呼び覚まされる——林明子さんの絵には、そういう力があったのだろう。

よくある質問(FAQ)

Q1. 林明子さんの死因と亡くなった日はいつですか?

2026年7月1日、肺炎のため81歳で亡くなりました。

福音館書店が同月8日に公式発表しました。

Q2. 『はじめてのおつかい』の作者は林明子さん一人ですか?

違います。

文を書いたのは筒井頼子さんで、林明子さんは絵を担当した共作です。

福音館書店も公式発表でこの点を明記しています。

Q3. 林明子さんの代表作にはどんな絵本がありますか?

『はじめてのおつかい』『こんとあき』『おつきさまこんばんは』などが代表作です。

受賞歴も多く、フランスの絵本賞も受賞しています。

Q4. 林明子さんのお別れの会はいつ開催されますか?

葬儀はすでに家族葬として執り行われました。

お別れの会の開催については現時点では未定で、福音館書店から今後発表される見込みです。

Q5. 林明子さんの絵本はどこで買えますか?

全国の書店や福音館書店のオンラインストアで購入できます。

図書館でも今すぐ借りることができます。

Q6. 『子どもを描く 林明子の世界』とはどんな本ですか?

2026年4月17日に刊行された集大成書です。

作品ごとの下書きや制作の裏側、宮﨑駿氏らのインタビューが収録されています。

Q7. 林明子さんは海外でも活動していましたか?

はい。

『おふろだいすき』や『おつきさまこんばんは』など多くの作品が英語版・韓国語版でも刊行されています。

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リアルタイムニュースNAVI 編集部

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