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i-dle「Gimme Dat Love」34カ国トレンド1位の理由と改名の深意

| 読了時間:約5分

発売から数時間で、34の国と地域のYouTubeが同時に動いた。

2026年7月6日、韓国のグループ i-dle(アイドゥル) が新曲「Gimme Dat Love」を公開した。

MVはYouTubeのミュージックビデオ・トレンドランキングの世界版で1位を記録した。

韓国国内のストリーミングチャートでも発売直後に首位に立った。

日本でも「i-dle」「i-dle 新曲」の検索が急増している。

なぜこれほど短時間で世界に広がったのか。

その答えは、グループ名から「G」を外した理由と同じ構造でできているかもしれない。


i-dle「Gimme Dat Love」34カ国トレンド1位の理由と改名の深意

34カ国でトレンド1位、その中身

34 という数字は何を指しているのか。

YouTubeには「ミュージックビデオ・トレンディング・ワールドワイド」という、世界のMV再生数の伸びを集計するランキングがある。

「Gimme Dat Love」のMVは、このランキングで発売直後に 世界1位を獲得 した。

そして RBB TODAY によると、韓国・オーストラリア・ドイツ・フランス・ロシア・イギリスをはじめとする計 34 の国と地域でチャート上位圏に入った。

1位
世界MV
YouTubeトレンド
34
カ国
上位圏入り
韓・英・独・仏等
1位
韓国国内
Bugs・Melon週間

国内でも韓国のストリーミングサービス「Bugs」のリアルタイムチャートで 1位を獲得 した。

音楽アプリ「Melon」の最新週間チャートでも1位を記録している。

34 カ国という数字を別の角度から見ると、世界には約 195 の国と地域がある。

単純計算で約 17% にあたる。

世界の 6カ国に1カ国 は「このMVをトレンドで見た」という状況だ。

それが発売から数時間で起きた。

では、このグループはそもそも何者なのか。

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▶ タップで再生(音声OFF)
i-dle (아이들) 'Gimme Dat Love' Official Music Video

「アイドル」という名前の正体

2018年にデビューしたとき、まだグループ名に「Girl」の頭文字がついていた。

UPI によると、i-dleは ミヨン・ミンニ・ソヨン・ウギ・シュファ の5人組のグループだ。

所属事務所は韓国の CUBEエンターテインメント だ。

2018年 5月2日にデビューし、当時のグループ名は「 (G)I-DLE(ジー・アイドゥル) 」だった。

2018年5月
デビュー

「(G)I-DLE」として6人でデビュー。

デビュー20日で音楽番組1位を記録した

2022〜2023年
ヒット期

「Nxde」「Queencard」などのヒット曲で国内外での知名度を確立

2024年12月
全員再契約

メンバー5人全員がCUBEエンターテインメントとの再契約を完了

2025年5月1日
改名発表

公式SNSでグループ名を「i-dle」に変更することを発表

2026年7月6日
最新作発売

9thミニアルバム「We made」リリース。

「Gimme Dat Love」が世界34カ国でトレンド入り

ファンの名前は「 Neverland(ネバーランド) 」だ。

グループ名の読み方は「アイドゥル」で、日本語の「アイドル」に音が近い。

ORICON NEWS によると、 2024年 12月に全員がCUBEエンターテインメントとの再契約を結んだ。

そして翌 2025年 5月1日に「i-dle」への改名を発表した。

全員再契約という事実は業界的に注目された。

K-POPでは再契約交渉の段階でメンバーが抜けるケースも珍しくないからだ。

5人全員が残ったうえでの改名 は、単なる名称変更ではなく、グループとしての意思統一を示す出来事だった。

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「Gを外した」という一行で済む改名に、実はもっと複雑な意味が隠れている。

「G」を外した本当の理由

「女性」も「数字の6」も、この一文字に詰まっていた。

グループ側の公式説明によると、「G」は「 Girl(女の子) 」を意味していた。

これを外したことで、「女性」や「性別(ジェンダー)」という枠組みにとらわれず、どんな性別にも定義されないグループとして再スタートすることを意味する。

同時に、強調や区別を示す括弧「()」も取り除いた。

ORICON NEWS の報道によると、新しいロゴは5つの「i」が集まってアスタリスクの形になるシンボルで、個性豊かな5人のメンバーが一体となった新たなi-dleを象徴している。


公式の説明
ジェンダー解放宣言

「G=Girl」を外すことで、性別の枠にとらわれない存在へと再定義する

もうひとつの読み方
6人時代の清算

「G」には6人体制だった過去への言及もあったという見方もある

ただし「G」には、もうひとつの読み方があったという見方もある。

もとのグループには 6 人のメンバーがいた。

「G」の文字がかつての 6人体制への言及 でもあったという読み替えは、このグループの歴史を知る人のあいだで語られている。

組織やブランドが名前や記号を変えることで、過去の文脈を書き換える手法は広く知られている。

企業再建・商品リブランドなどで行われる「 アイデンティティ・シグナリング (自分たちが何者かを記号で外に示すこと)」という概念がある。


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i-dleのケースも、ジェンダー解放宣言と同時に6人時代という歴史の清算を、 たった一文字の削除で行おうとした 可能性があるのではないか。

「Gを外した」のは「女の子グループじゃなくなる」ためだけじゃなくて、「昔の6人時代をそっと消すため」でもあったかもしれない。

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名前だけでなく、音楽そのものも変わったのか。

「自分たちで作る」をやめた夏

「自分たちの色に、私たち自身が飽き始めていた」——ソヨンがショーケースでそう語ったとされる。

i-dleといえば、リーダーの ソヨン がほぼすべての楽曲を自ら作詞・作曲するグループとして知られている。

K-POPでこれほどメンバー主導の制作体制を維持し続けたグループは珍しい。

そのイメージが強いからこそ、「Gimme Dat Love」の制作体制は意外に映る。

ℹ️ 「セルフプロデュース」とは
メンバー自身が楽曲の作詞・作曲・プロデュースを担うこと。

i-dleはソヨンが中心となり、デビュー以来ほぼ全作品を自作してきた。



K-POPグループとしては異例の体制だ。

今作の制作中心を担ったのは、 Daramola Samantha Camara というラテンポップ系のプロデューサー陣だ。
Yahoo!ニュース(Kstyle) によると、DaramolaはAnitta・Becky G・Danny Ocean・Jason Derulo・Sean Paulといった世界的アーティストとの共作実績を持つ。

Samantha CamaraもKenia OS・Nicky Jam・Dannaなどと組んできた制作者だ。

これまでのi-dle

ソヨンが作詞・作曲・プロデュースを主導。

グループ内制作が代名詞だった

「We made」での変化

ラテンポップ系の外部プロデューサーが制作を中心に担当。

ソヨンは作詞で関与を継続

ただし、ソヨンは「 icebluerabbit(アイスブルーラビット) 」という別名義で作詞にクレジットされている。

制作の主軸を外部に渡しながらも、言葉の部分では関与を続けた。

セルフプロデュースと外部起用の両立という、これまでにはなかった制作モデルへの移行だろう。

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MVの映像表現にも、今までのK-POPにはなかったものが入っていた。

MVがK-POPで「やらなかったこと」

女性同士、男性同士、あらゆる組み合わせのカップルが、K-POPのMVに映った。

「Gimme Dat Love」のMVには、様々な性的指向のカップルが登場する。
Euphoria Magazine のレビューは「couples of all shades and orientations(あらゆる肌の色と性的指向のカップル)」と表現した。

K-POPのMVでこうした描写を前面に出した作品は、これまで多くはなかった。

● この演出が欧米を中心に LGBTQ+コミュニティ のファン層の感情的な共鳴を引き起こし、拡散を後押ししたのではないか。

YouTube上のリアクション動画のタイトルには「The way they always include the LGBTQ+ community」(いつもLGBTQ+コミュニティを入れてくれるのがたまらない)という表現が複数見られた。

一方で、同じMVが 中国のSNSではティーザー段階で削除された という情報もある。

世界では拡散の武器になった演出が、特定の地域では摩擦を生む。

34 カ国でバズった」という事実の裏側には、届かなかった場所があるという構造も浮かぶ。

世界でバズりながら、次の現実の舞台はアメリカの巨大フェスだ。


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これからのi-dleを追うなら

台湾のドームにK-POPガールズグループが初めて立った。

香港のカイタック・スタジアムでは2日間で計 8万人 を動員した。

その次のステージはシカゴだ。

i-dleは現在、 2026年 のワールドツアー「 Syncopation(シンコペーション) 」を展開中だ。
Streamline Feed によると、台湾・高雄ドームへのK-POPガールズグループ初出演という記録も生まれている。

香港カイタック・スタジアム動員数
8万人
2日間合計。甲子園球場(約5万人)の約1.6倍

2026年 7月31日には、アメリカ・シカゴで開催される「 Lollapalooza Chicago 2026 」への出演が予定されている。

BTS・BLACKPINKなど一部のK-POPグループがK-POP専用フェス以外に活動の場を広げてきた流れと同じ方向だ。

ジャンルを問わず一般の音楽ファンが集まる場で、どう評価されるかが次の注目点 になる。

i-dleの公式Xアカウント(@official_i_dle)や日本公式(@i_dle_JP)では、ツアーや新曲の情報が随時更新されている。

https://x.com/official_i_dle

「Gimme Dat Love」のMVは現在もYouTubeで公開中だ。

ラテンポップの軽やかなビートと、口笛のようなフックが特徴の 2 26 秒の曲だ。

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グループの変化を一番早く体感できるのは、まず聴いてみることかもしれない。

まとめ

  • 「Gimme Dat Love」のMVはリリース直後にYouTubeのMV世界トレンドランキングで1位を獲得し、34の国と地域でチャート上位圏に入った。これは世界の約17%にあたる地域が同時に反応したことを意味する
  • グループ名から「G(Girl)」と括弧「()」を外した改名は「ジェンダーフリー宣言」として説明されたが、かつての6人体制という歴史を記号ごと書き換える意図も含まれていた可能性がある
  • 「セルフプロデュース」の代名詞だったグループが、今作ではAnitta・Becky Gなどを手がけるラテンポップ系の外部プロデューサーを制作の中心に据えた
  • MVに多様な性的指向のカップルを映すという演出は、欧米の拡散を加速させた一方で、特定地域での摩擦も生んだ
  • 2026年7月31日にLollapalooza Chicago 2026へ出演予定。K-POP専門フェス以外の場での評価が次の注目点だ

「Gを外した」グループが目指しているのは、K-POPの代表であることではなく、音楽そのものとして世界に立つことなのかもしれない。

よくある質問(FAQ)

Q1. i-dleとはどんなグループですか?

韓国・CUBEエンターテインメント所属の5人組グループ。
2018年にデビューし、2025年5月に「(G)I-DLE」から「i-dle(アイドゥル)」へ改名した。

メンバーはミヨン・ミンニ・ソヨン・ウギ・シュファ。

Q2. 「Gimme Dat Love」はいつ発売されましたか?

2026年7月6日に9枚目のミニアルバム「We made」のタイトル曲としてリリースされた。

同日にMVも公開された。

Q3. i-dleはなぜグループ名を変えたのですか?

「G(Girl)」と括弧を外すことで、性別の枠組みにとらわれないグループとして再スタートするためと公式に説明されている。

全員の再契約完了後の2025年5月に発表された。

Q4. 「Gimme Dat Love」を作ったのは誰ですか?

ラテンポップ系プロデューサーのDaramolaとSamantha Camaraが制作の中心を担った。

DaramolaはアニッタやベッキーG、ジェイソン・デルーロらとの共作実績を持つ。

ソヨンも作詞に参加している。

Q5. i-dleのファンの名前と読み方は何ですか?

ファンの名前は「Neverland(ネバーランド)」。

グループ名「i-dle」の読み方は「アイドゥル」で、日本語の「アイドル」に近い音だ。

Q6. i-dleはこれからどんな活動を予定していますか?

2026年7月31日にアメリカ・シカゴで開催されるLollapalooza Chicago 2026への出演が予定されている。
2026年のワールドツアー「Syncopation」も進行中だ。

Q7. 「Gimme Dat Love」のMVにはどんな特徴がありますか?

様々な性的指向のカップルが登場する演出が含まれており、K-POPのMVとしては異例とされる。

サウナや街角などを舞台にした夏の夜の雰囲気が特徴だ。


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リアルタイムニュースNAVI 編集部

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