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18セーブを挙げたルーキー守護神が、同じシーズンに2軍へ落ちた。
6月24日付で、西武の 岩城颯空 投手と 浜屋将太 投手の2人が出場選手登録を抹消された。
日刊スポーツ が伝えたとおりだ。
再登録は 7月4日 以降となる。
ただ、この2人の「降格の理由」は、まったく別のところにある。
この記事でわかること

開幕から18セーブを挙げたのに、なぜ
26 試合に登板し 18 セーブ。
しかし直近 3 試合では 3 本のホームランを被弾していた。
岩城颯空 は今シーズン、9回(さいご)を任される守護神として開幕から活躍してきた。
直球とスライダーを武器に、ここまでリーグ 2 位タイの 18 セーブを記録している。
NPBの個人年度別成績ページ によると、2026年の防御率は 4.15 、被本塁打は 7 本だ。
ところが直近3試合で 3本のホームランを打たれる など、相手打線につかまる場面が増えた。
ライブドアニュース によれば、岩城本人は「三振が取れるように、変化球の精度を磨きたい。
自身を持って投げられるようにやっていきたい」とファームでの再起を誓った。
18
セーブ
今季成績
リーグ2位タイ
3
被弾
直近3試合
連続被本塁打
4.15
防御率
今季通算
被本塁打7本
「開幕のあの活躍はどこへ…」と感じたファンは多いだろう。
6月23日 の楽天戦後、 西口文也 監督は「やり直してきてもらいます」と明かした。
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浜屋将太も同じタイミングで抹消となった。
でも彼が抱えていた問題は、岩城とは全く別のことだった。
「1イニング40球」浜屋に何が起きたか
1 イニングに 40 球。
通常の救援投手なら 15 〜 20 球ほどで終わる1回が、 その2倍以上かかった 。
6月23日 の楽天戦で2番手として登板した 浜屋将太 は、1イニングに 1安打4四球3失点 という内容だった。
スポーツ報知の報道(Yahoo!ニュース経由) が伝えたとおりだ。
4つの四球(フォアボール)を与えるということは、打者5人のうち4人にストライクが入らなかったことになる。
岩城颯空
ホームランを打たれた
浜屋将太
ストライクが入らなかった
1イニング40球という数字は、 制球が完全に乱れてしまっていた のではないかと思わせる内容だ。
NPBの浜屋将太・個人年度別成績ページ を見ると、2026年シーズンは 9 試合に登板して防御率 5.68 。
6回1/3を投げて四球 5 つと、もともと制球に不安を抱えていた。
岩城が「ホームランを打たれた」問題を抱えているのに対し、浜屋は「ストライクが入らなかった」という別の次元の課題を突きつけられている。
2人は同じ日に2軍へ落ちたが、問題の中身はまったく違う。
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それにしても、なぜ岩城は新人が守護神を任されることになったのか。
そこには、別の選手の大きな決断があった。
なぜ新人に最初から守護神を任せたのか
前年の最多セーブ投手が先発転向を決めた瞬間、9回のマウンドは空白になった。
昨シーズンに最多セーブのタイトルを獲得した 平良海馬 投手が、2026年から先発に転向した。
その結果、9回を締める抑えのポジションが空いた。
西スポWEBの記事 によれば、西口監督はオープン戦で 6 試合に登板して防御率 0.00 という成績を残した岩城を、思い切って抜擢したという。
岩城は「やるしかない」と覚悟を決めた。
実はこの起用、 新人の実力だけで勝ち取ったポジションではなかった 。
もちろん岩城の能力が本物であることは間違いない。
ただ「前年の守護神が先発転向した」という事情がなければ、新人が開幕から9回を任されるケースはそう多くないのではないか。
岩城は開幕戦( 3月31日 ・オリックス戦)でプロ初登板を果たし、そのまま初セーブを記録した。
新人でのプロ初登板初セーブは日本人では史上 10 人目、新人では史上 7 人目の快挙だ。
さらに 5月8日 には 13 登板目で 10 セーブ目を挙げ、 これはパ・リーグ新人として最速の到達記録 となった。
パ・リーグ公式 が詳しく伝えている。
ところが、そのすぐ後から状況が変わっていく。
リーグ戦では 19 試合 6 失点と安定していたが、交流戦では 5 試合で 5失点 と急激に増えた。
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この変化の背景には、単なる疲れだけでなく「相手のスコアラー(データ分析担当者)が岩城の球種やコースのパターンを研究し、対策を取り始めた」という側面があるのではないか。
新人の好投は最初こそ相手に手がかりが少ないが、試合を重ねるごとにデータが蓄積されていく。
その慣れの効果と体の疲れが重なると、 新人守護神はシーズン途中で「打たれる壁」にぶつかりやすい だろう。
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一方、岩城と同じタイミングで2軍へ落ちた浜屋将太には、また別の長い物語がある。
浜屋将太「育成→支配下→再調整」の茨の道
2019年 にドラフト 2 位でプロ入りした浜屋は、 2022年 から 3 年近く一軍のグラウンドに立てなかった。
NPBの浜屋将太・個人年度別成績ページ を確認すると、2020年に 12 試合登板(防御率 4.97 )、2021年に 8 試合登板(防御率 6.63 )と苦しみ、2022・2023年は 一軍登板がなかった 。
2024年も 1 試合のみで防御率 11.57 という厳しい数字が残る。
2019年
入団
ドラフト2位で西武へ。
期待の左腕として入団
2020〜21年
一軍苦戦
20試合に登板するも防御率5点台・6点台と低迷
2022〜24年
空白期間
一軍登板がほぼゼロ。
2024年は1試合・防御率11.57
2025年
支配下復帰
16試合に登板・防御率4.50で一軍に戻ってきた
2026年
再調整
再挑戦2年目。
9試合登板後にファーム降格が決定
その後、2025年に 16 試合に登板して防御率 4.50 を記録。
支配下選手として一軍に戻ってきた。
今シーズン2026年がその再挑戦 2 年目だった。
浜屋にとって今回の再調整は、 ようやく掴んだ一軍の座を手放す形 になっているのではないか。
2019年のドラフト 2 位という評価から出発し、ケガや不振を乗り越えて戻ってきた選手が、また2軍へ向かう。
その重さは数字だけでは測れない。
2人が抜けた西武ブルペン。
再登録は最短でも 7月4日 以降——その間、守護神不在の9回をどう乗り越えるか。
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7月4日以降の西武ブルペンと岩城の未来
「三振が取れるように、変化球の精度を磨きたい」——岩城はファーム行きを告げられた夜にそう言った。
再登録が可能になるのは 7月4日 以降だ。
日刊スポーツの公示情報 が明記している。
岩城のファームでの課題は、変化球の精度を上げて「自信を持って勝負できる状態」に戻すことだという。
気になるのはオールスターだ。
西スポWEBの記事 によると、ファン投票でパ・リーグの抑え投手部門 4 位につけていた岩城には、故郷の 富山 で行われる 7月29日 のオールスター第 2 戦への出場という目標があった。
抹消期間中もファン投票は続くため、岩城がオールスターに出られるかどうかは今後数日の投票動向次第になるだろう。
現時点で 西武 はリーグ首位を走っている。
ブルペンの中心だった岩城が抜けた穴をどう埋めるかは、ペナントレース後半に向けた大きな課題だ。
岩城の復帰を待ちながら、ファンは今週末の試合でブルペンの変化を見守ることになる。
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輝かしい記録を積み上げてきた新人守護神が「壁」にぶつかる姿は、 球界の厳しさをそのまま映し出している 。
まとめ
- 岩城颯空は18セーブを挙げながら直近3試合で3被弾。変化球の精度を課題として6月24日付で登録抹消となった
- 浜屋将太は6月23日の楽天戦で1イニングに40球・4四球3失点という制球崩壊を起こし同日抹消。岩城とは別の問題を抱えていた
- 岩城が守護神に抜擢された背景には、前年最多セーブの平良海馬が先発転向して9回のポジションが空いたという事情があった
- 浜屋は2022〜2024年の約3年間一軍登板がない時期を経て支配下復帰した選手で、今回の再調整は2度目の再挑戦となる
- 再登録は7月4日以降。岩城は故郷・富山で行われるオールスター(7月29日)を目標に掲げており、復帰のタイミングが選出にも影響するかもしれない
よくある質問(FAQ)
Q1. 岩城颯空はなぜファームに降格になったのですか?
直近3試合で3本のホームランを打たれるなど失点が増えたためです。
岩城本人は変化球の精度を課題として挙げています。
Q2. 岩城颯空の2026年シーズンの成績はどのくらいですか?
26試合に登板し、1勝1敗18セーブ、防御率4.15。
被本塁打は7本です(NPB公式記録・6月23日現在)。
Q3. 浜屋将太はなぜ岩城と同時にファームへ行くことになったのですか?
6月23日の楽天戦で1イニングに40球・4四球3失点と制球が乱れたためです。
岩城のホームランを打たれた問題とは別の課題です。
Q4. 岩城颯空はいつ1軍に戻れますか?
再登録が可能になるのは7月4日以降です。
それより早く戻ることはルール上できません。
Q5. 岩城颯空はオールスターに出られますか?
ファン投票でパ・リーグの抑え投手部門4位につけていましたが、抹消中も投票は続くため、復帰タイミングや監督推薦次第で出場できる可能性はあるだろうと見られています。
Q6. なぜ岩城颯空は新人なのに最初から守護神を任されたのですか?
前年に最多セーブを獲得した平良海馬投手が先発に転向したため、9回を任せる抑え投手が必要になりました。
オープン戦で防御率0.00だった岩城を西口監督が抜擢しました。
Q7. 浜屋将太はどんな経歴の選手ですか?
2019年ドラフト2位で西武入り。
2022〜2024年は一軍登板がほぼなく、2025年に支配下選手として一軍に復帰。
2026年はその再挑戦2年目でした。
📚 参考文献
- スポーツ報知「【西武】ドラ2・岩城颯空、浜屋将太のファーム再調整が決定 西口監督『やり直してきてもらう』」 (2026年6月23日)
- ライブドアニュース「西武 ドラ2・岩城のファーム降格が決定 直近3試合で3被弾」 (2026年6月23日)
- 日刊スポーツ「中日桜井頼之介、オリックス田嶋大樹ら登録、ヤクルト茂木栄五郎、西武岩城颯空ら抹消/24日公示」 (2026年6月24日)
- NPB日本野球機構「岩城 颯空(埼玉西武ライオンズ)個人年度別成績」
- NPB日本野球機構「浜屋 将太(埼玉西武ライオンズ)個人年度別成績」
- 西スポWEB OTTO!「躍進続く西武の『9回』担う新守護神 ドラフト2位ルーキー岩城颯空 18セーブの左腕がひそかに狙う地元富山での晴れ舞台とは」 (2026年6月)
- サンケイスポーツ「西武今季3度目のサヨナラ負け、延長十二回に上田が打たれる」 (2026年6月22日)
- パ・リーグ公式「パ新人最速10セーブ!西武のドラ2岩城颯空はインドア派」 (2026年5月8日)
- news.yahoo.co.jp
- x.com
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