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JAL・ANA台風6号で計260便超欠航、格安運賃でも返金されるが補償の落とし穴がある

| 読了時間:約5分

格安チケットは返ってくる。

でもホテル代は1円も出ない。

台風6号「チャンミー」の接近を受け、日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)は5月30日、5月31日から6月2日にかけて沖縄本島・南西諸島と各地を結ぶ便の欠航を決定した。

ANA1社だけで6月1日の沖縄方面便が終日すべて飛ばなくなり、ANA分だけでおよそ 1万3500人 の移動に影響が出るとしている。

「自分の航空券は戻ってくるのか」「ホテル代は誰が払うのか」——その答えが、今回の欠航では明確に分かれている。


JAL・ANA台風6号で計260便超欠航、格安運賃でも返金されるが補償の落とし穴がある

ANA・JALで計260便超が欠航へ

「手数料なく搭乗予定便の変更および払い戻しを承ります」—— ANA公式X が台風6号を受けて5月30日に発信した案内だ。

ANA公式 によると、ANAの欠航は5月31日夜の 那覇–石垣便1便 から始まる。
6月1日は沖縄方面と各地を結ぶ 104便 全便を終日欠航。

6月2日の午前中も、那覇と羽田・福岡などを結ぶ 4便 の欠航を決めた。

ANA分の合計はおよそ 109便 だ。


104便全便を終日欠航 」とは、ANA1社だけで沖縄に関わる便が朝から夜まで1本も飛ばない状態を意味する。

乗り継ぎや那覇発の離島路線も含めた全路線が停止する規模だ。

JAL公式 も5月31日から6月2日にかけて、沖縄本島・南西諸島を中心に運航に影響が出る可能性があると発表しており、 JALとANA 合計で計 260便 以上の欠航が報じられている。

104
便
ANA欠航
6月1日・終日
260
便超
両社合計
5/31〜6/2
1.35
万人
ANA影響
移動に支障

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では、すでに予約を入れている人はどうすればいい。

特に格安で買ったチケットでも、返金はされるのか。

格安運賃でも手数料なし変更できる

スペシャルセイバーなど「本来変更できない格安運賃」でも、台風欠航なら 1回に限り手数料なしで別便に変更 できる。

しかし多くの旅行者はそれを知らないまま諦めている。

格安運賃で航空券を買った人が台風欠航に遭うと「どうせ安いチケットだから損するしかない」と考えがちだ。

その認識は今回は当てはまらない。

JAL公式 は、スペシャルセイバーなど通常は変更不可の運賃であっても、台風などの影響が見込まれる便については「 航空券の種類にかかわらず1回のみ手数料をいただかず可能 」と明記している。

つまり格安チケットでも、1回は無料で別便に振り替えられる。

JAL
変更1回無料
運賃種別問わず
ANA
変更10日以内
払戻30日以内

ANA公式 によると、欠航・遅延の場合の変更期限は出発予定日から 10日 以内、払い戻しは 30日 以内だ。

ANAのウェブサイトからの手続きは 10日以内 と少し短い。

いずれもウェブで手続きが完結するため、電話が混雑していても操作できる。

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では航空券の扱いは分かった。

では欠航で足止めされた場合、ホテル代や移動費は航空会社が出してくれるのか。

ホテル代・交通費は自腹になる

欠航になればホテル代も補償してもらえる—— その思い込みが 、台風シーズンに最も多くの旅行者を困惑させる 落とし穴 だ。

旅行者が「欠航=宿泊費も航空会社が負担」と期待するのはよく分かる。

しかし JAL公式 は「 悪天候や自然災害による遅延や欠航に伴う、地上交通費や宿泊費はお客さま負担となります 」と明確に記している。

台風は「自然災害」として扱われるため、旅行者の自腹になる。

天災による欠航
自己負担
ホテル代・交通費
会社都合の欠航
航空会社負担
機材故障など

補償が出るのは「機材故障など 航空会社都合 」の欠航に限られる。

天災か会社都合かで、同じ「欠航」という結果でも旅行者が受けられる権利がまったく異なる。

この非対称な構造は、LCCに限らず JAL・ANA でも同じだ。

台風のような自然災害による欠航は「天災」扱いとなり、航空会社には補償義務がなく、宿泊費を自己負担せざるを得なくなる旅行者が今後も相次ぐとみられる。

旅行保険やクレジットカードの付帯保険が台風欠航に対応している場合もあるが、それは保険会社との別の話だ。

今回の台風6号で沖縄方面を予約している人は、欠航が正式に決まる前から近隣ホテルの空室を確認し、最悪の場合の追加費用を自分で把握しておく必要がある。

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では、欠航が決まるのはいつ頃か。

そして、自分でキャンセルしてしまうと補償はどうなるのか。

欠航はいつ決まる?確認はWebで

欠航が決まる前に自分でキャンセルすると、 手数料なし対応の対象外 になる可能性がある。

JAL公式 は「台風などの天候に見通しがつく場合には、できる限り早いタイミングで決定してご案内するように努めております。

決定次第、JAL Webサイトに反映されるため、 最新情報は前日から発着情報検索で確認が可能 です」と説明している。

公式発表前に自分の判断でキャンセルすると、その時点では通常の取消料が発生する。

欠航決定後にキャンセルするケースとは扱いが変わるため注意が必要だ。

⚠ 公式が「運航に影響が見込まれる便」と 発表前 に自主キャンセルすると、通常の取消料が発生する。

欠航が決まるまで待つか、公式発表を確認してから手続きを行うこと。

ANA公式X は5月30日、5月31日午後から6月2日午前の対象空港発着便については「遅延や欠航とならない場合でも」 手数料なく変更・払い戻しができる と案内している。

正式な欠航決定を待たなくても対応が始まっているため、早めの確認と手続きが有効だ。

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手続き方法が分かった人も、実は一つ大きな落とし穴がある。

「どこで買ったか」によって手続き先がまったく変わる。

旅行会社で買った人は手続き先が違う

楽天トラベルやじゃらんで買った航空券は、 JAL・ANAのウェブサイトでは変更・払い戻しができない

JAL公式 は「旅行会社や旅行サイトで購入された場合は、お申し込みの旅行会社までお問い合わせください」と案内している。
ANA公式 も同様だ。

JAL便を予約していても、買った窓口が旅行会社ならJALのサイトで操作しても手続きが進まない。

  • 航空会社直販で購入 JAL・ANAの公式ウェブサイトで即時手続きが完結する
  • 旅行会社・OTAで購入 購入した旅行会社に連絡し、各社の対応窓口・時間に従って手続きを行う
  • パッケージツアー・団体旅行 申込先の旅行会社が手続き窓口となる(航空会社への直接問い合わせは不可)

台風が接近する中では旅行会社の問い合わせ窓口も混雑するため、早めに連絡するのが現実的だ。

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そもそも、なぜ5月末という時期にここまで大規模な欠航が発生しているのか。

台風は夏のものではないのか。

5月末に台風が直撃する理由

通常7〜9月に集中する台風の季節に、今年は 梅雨入り前の5月末 が沖縄への脅威となっている。

日本気象協会tenki.jp によると、台風6号「 チャンミー 」は2026年5月27日に発生した。
5月30日時点ではフィリピンの東を北西に進んでおり、6月1日から2日にかけて風速 25メートル 以上の暴風域を伴い、強い勢力で沖縄・奄美に接近する予想だ。

台風6号チャンミー 進路の流れ
5月27日
台風6号「チャンミー」がカロリン諸島付近で発生
発生
5月30日
フィリピンの東を北西に進行中。中心気圧990hPa・最大風速25m/s
接近中
6月1〜2日
暴風域を伴い強い勢力で沖縄・奄美に接近の見込み
直撃予想
6月3〜4日
四国沖を経て関東沖へ。本州への影響も継続
本州接近
6月4日以降
関東沖へ進む見込み。最新情報の継続確認が必要
要注意

5月末〜6月初旬という梅雨入り前の時期に強い台風が沖縄に接近するのは気象的に珍しい事象とみられる。
日本気象協会tenki.jp の進路予想では、その後台風は3日に四国沖、4日に関東沖へと進む見込みで、本州への影響も今後の情報に注意が必要だ。

「沖縄旅行は台風シーズンの夏を避ければ安全」という認識は、今回の事例で見直しが必要になっている。
5月・6月の沖縄旅行でも、台風による大規模欠航が起きうると知っておくことが旅行計画の現実的な前提になりつつある。

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今後も最新の運航状況と気象情報を各社の公式サイトで確認しながら、早めの判断と手続きを心がけたい。

まとめ

  • ANA単独で6月1日の沖縄方面104便が終日すべて欠航となり、ANA分だけでおよそ1万3500人の移動に影響が出る
  • スペシャルセイバーなど本来変更不可の格安運賃でも、台風の影響便については1回に限り手数料なしで変更・払い戻しが受けられる
  • 欠航が「台風など天災」による場合、ホテル代・交通費は航空会社の補償対象外で旅行者の自己負担となる
  • 旅行会社やOTAで購入した航空券は、JAL・ANAのウェブサイトでは手続きできず、購入した旅行会社が窓口になる
  • 台風6号「チャンミー」は梅雨入り前の5月末に発生しており、「夏以外は台風が来ない」という認識が今回の事例で崩れつつある

同じ「欠航」という言葉でも、航空会社が補償するものと旅行者が自腹で払うものが混在している。

それを知っているかどうかで、台風に遭遇したときの損失がまったく変わってくる。

よくある質問(FAQ)

Q1. 台風で飛行機が欠航になった場合、払い戻しはいつまでにすればいい?

ANAは出発予定日から30日以内(ANAウェブサイトは10日以内)、JALも30日以内が目安。

ウェブサイトから手続きが完結する。

Q2. 格安運賃(スペシャルセイバー・往復セイバー)でも手数料なしで払い戻せる?

JALは航空券の種類にかかわらず1回に限り手数料なしで変更できると明記している。

払い戻しも同様に受け付けている。

Q3. 台風による欠航はいつ決まる?前日に分かる?

JALは台風など天候に見通しがつく場合、できる限り早いタイミングで決定し、前日から発着情報検索に反映されると説明している。

Q4. 台風で欠航になった場合、ホテル代や交通費は航空会社が補償してくれる?

JAL公式は「悪天候や自然災害による遅延や欠航に伴う地上交通費や宿泊費はお客さま負担」と明記している。

天災による欠航は補償対象外だ。

Q5. 旅行会社やOTAで買った航空券の払い戻し手続き先はどこ?

JAL・ANA両社ともに、旅行会社やOTAで購入した場合は航空会社ではなく購入した旅行会社への問い合わせが必要と案内している。

Q6. 台風6号の影響で沖縄便はいつまで欠航になる?

現時点でANAは5月31日〜6月2日の対象便について発表済み。

今後の台風の進路次第で変わるため、各社の公式サイトで最新情報を確認することが必要だ。

Q7. 旅行保険やクレジットカード付帯保険は台風欠航に使える?

旅行保険やカード付帯保険が台風による欠航補償に対応している場合がある。

ただし航空会社の補償とは別であり、各保険の約款を個別に確認する必要がある。

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リアルタイムニュースNAVI 編集部

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