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刃物を突きつけられた66歳の店員が、声だけで男を追い返した。
現場は茨城県かすみがうら市のコンビニ、時刻は午前1時38分。
工事の「安全責任者」のような完全防備の男が「レジを開けろ」と迫った。
だが店員が「強盗だ」と叫ぶと、男は催涙スプレーのようなものを噴射し、何も奪えないまま車で逃げた。
犯人は今も逃走中で、 茨城県警土浦署 が強盗未遂事件として行方を追っている。
刃物を持った男が、なぜ手ぶらで逃げるしかなかったのか。
この記事でわかること
かすみがうら市のコンビニ強盗 犯人は今も逃走中
刃物を突きつけられても、店員は何も奪わせなかった。
茨城県かすみがうら市のコンビニで男が強盗に押し入ったのは、7月31日の未明のことだ。
男は店員に刃物のようなものを突きつけて現金を要求した。
ところが店員が大声を出したことで、男は 何も奪えないまま逃走 した。
TBS NEWS DIG によると、奪われた金品はゼロ。
それでも事件は「強盗未遂」として扱われ、茨城県警土浦署が逃げた男の行方を追っている。
凶器を手にしていた側が、結局は手ぶらで走り去るしかなかった。
ではその現場は、いつ・どこの、誰がいる店だったのか。
真夏の午前1時38分 66歳が一人でレジにいた
終電もとうに終わった、午前1時38分の店内。
茨城新聞 によると、事件が起きたのは、かすみがうら市新治にあるコンビニ「 セブン-イレブン茨城千代田店 」だ。
31日午前1時38分ごろ、店内で検品作業(商品の数や状態をチェックする作業)をしていたアルバイトの男性店員に、男が刃物のようなものを突きつけて「レジを開けろ」などと脅した。
この店員は 66 歳。
一般的な定年とされる年齢を超えてなお、人けの少ない深夜のレジに一人で立っていた。
当時、店に客はいなかった。
深夜のコンビニで、高齢の店員がたった一人。
そこへ現れたのが、真夏には不釣り合いな姿の男だった。
白ヘルメットに「安全責任者」の腕章の男
白いヘルメットに、黒いゴーグル、そして腕章。
FNNプライムオンライン によると、男は白いヘルメットをかぶり、マスクとゴーグルで顔を隠していた。
手袋をはめ、黒いカッパのような上着に紺色のようなズボン。
年齢はわからず、身長は約 170 センチの中肉だった。
異様だったのは、腕に「 安全責任者 」と書かれた腕章を巻いていたことだ。
ぱっと見は工事関係者。
真夏の深夜に、その格好でコンビニに入ってきた。
身元や顔を隠して工事関係者を装い、見とがめられるのを避ける狙いがあったのではないか。

工事関係者を思わせる完全防備が、実は顔と身元を隠す装いだった。(※イメージ図)
これだけ「本気」に見えた男が、なぜ何も奪えずに終わったのか。
「強盗だ」の大声が刃物より効いた理由
「強盗だ」——その一声が、刃物の脅しを打ち消した。
刃物を突きつけられたら、もう抵抗できない。
多くの人は そう思う だろう。
だが実際に起きたのは逆だった。
TBS NEWS DIG によると、店員の男性が「強盗だ」と大声で叫ぶと、男は催涙スプレーのようなものを噴射し、 何も奪わずに車で逃げていった 。
なぜ声が刃物に勝てたのか。
ひとつは法律の面だ。
強盗の罪は、相手が抵抗できなくなるほど強く脅すことで初めて成り立つ。
声を上げて助けを呼べる状態なら、その「抵抗を抑え込む」ところまで届いていない。
もうひとつは犯人側の損得だ。
犯罪は「見られていない」「捕まらない」という隙があるときに起きやすいとされている。
大声はその隙を一瞬でつぶす。
つまり大声は、単に相手を驚かせただけではないのだろう。
法律の上では強盗が成り立たない状況をつくり、犯人には「バレて捕まる」という損を突きつけて、刃物の脅しを両側から無効にしたのではないか。
刃物より、大声のほうが効く。
「バレる、捕まる」と思わせた瞬間、相手は逃げるしかなくなる。

刃物の脅しは、店員の一声で奪取に至らず未遂で終わった。(※イメージ図)
手ぶらで逃げたその男は、これで罪を免れるのだろうか。
何も奪えなくても「強盗未遂」という罪
一円も奪っていない。
しかし罪は消えない。
金品を奪えずに終わっても、強盗は「未遂」として罰せられる。
刑法 は強盗の未遂罪を定めており、そもそも強盗罪の刑は「 5 年以上の有期拘禁刑」(期間の決まった刑務所での服役。
2025年に施行された新しい刑の呼び方)と重い。
何も取れなかったから軽い、という話ではない。
そのうえ今回は、逃げる際に店員へ催涙スプレーのようなものを噴射している。
TBS NEWS DIG によると、男はそのまま車で逃走した。
茨城県警土浦署は強盗未遂事件として、逃げた男の行方を追っている。
深夜に凶器を突きつけられても、上げた一声が結末を分けることがある。
この事件は、そのことを静かに教えている。
まとめ
- 7月31日午前1時38分ごろ、かすみがうら市新治のセブン-イレブン茨城千代田店で、66歳のアルバイト店員が深夜に一人で検品中に刃物を突きつけられた
- 男は白ヘルメット・ゴーグル・「安全責任者」の腕章という完全防備で、工事関係者のような姿だった
- 店員が「強盗だ」と大声を上げたことで、男は催涙スプレーを噴射し、現金を一切奪えないまま車で逃走した
- 強盗の罪は「相手が抵抗できないほど脅す」ことで成り立つため、声を上げられた時点で犯行は行き詰まる
- 金品ゼロでも「強盗未遂」として罰せられ、強盗罪の刑は5年以上と重い
よくある質問(FAQ)
Q1. かすみがうら市のコンビニ強盗の犯人は捕まった?
現時点で犯人は捕まっておらず逃走中です。
茨城県警土浦署が強盗未遂事件として行方を追っています。
Q2. どこのコンビニで起きた事件?
茨城県かすみがうら市新治にあるコンビニ「セブン-イレブン茨城千代田店」で起きました。
Q3. なぜ何も奪われずに終わったの?
刃物を突きつけられた66歳の店員が「強盗だ」と大声を上げたため、男は何も奪えず車で逃げました。
Q4. 犯人はどんな格好だった?
白いヘルメットに黒いゴーグル、マスク、手袋、「安全責任者」の腕章という完全防備の姿で、身長は約170センチでした。
Q5. 何も奪っていなくても罪になるの?
なります。
金品を奪えなくても強盗は「未遂」として罰せられ、強盗罪の刑は5年以上と重く定められています。
Q6. 店員や客にけがはあった?
けが人はいませんでした。
事件が起きた深夜の時間帯、店内に客はいなかったとされています。
📚 参考文献
- FNNプライムオンライン「ヘルメットにゴーグル…“完全防備”姿の男が「レジを開けろ」 コンビニ強盗に入るも大声出され何も取らず逃走 茨城」 (2026年8月1日)
- TBS NEWS DIG「刃物突きつけ「レジを開けろ」コンビニエンスストアに男が押し入る 「強盗だ」店員が大声で叫ぶとスプレー噴射し車で逃走 茨城・かすみがうら市」 (2026年7月31日)
- 茨城新聞クロスアイ「【更新】かすみがうらのコンビニに刃物男 スプレー噴射し何も奪わず逃走 強盗未遂事件として捜査 茨城県警土浦署」 (2026年7月31日)
- e-Gov法令検索「刑法(明治四十年法律第四十五号)」
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- pref.ibaraki.jp
リアルタイムニュースNAVI 編集部
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