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2024年、メッシはバロンドールの候補者30名の外にいた。
それがたった2年もたたないうちに「優勝すれば最有力候補」と呼ばれている。
北中米ワールドカップ(W杯)の第2戦でオーストリアを相手に2得点を決め、今大会だけで5ゴール。
38歳のベテランが北米の地で、誰も予想しなかった再浮上を見せている。
「欧州リーグにもいないのに、なぜ今さら?」——その答えは、バロンドールの「ルール」が変わっていたことにある。
この記事でわかること

W杯5得点でバロンドール候補に急浮上した理由
今大会 2 試合で 5 ゴール——それだけで、2年前に候補リストすら外れた男の名前が 「最有力候補」 の文字と並んだ。
インド系スポーツメディア「 NDTVSPORTS 」は今大会のメッシを評価し、「38歳になっても大会の行方を大きく左右できる実力を示した」と伝えた。
そのうえで「メッシが再びバロンドールを受賞する可能性はあるだろうか」と問いかけている。
同メディアによると、アルゼンチンがベスト 4 以上に進出すれば、メッシのバロンドール受賞確率が 15〜25% 押し上がるという。
さらに「 優勝すれば間違いなく最有力候補 になるだろう」とも伝えている。
ただ、「W杯で活躍したらバロンドールが取れる」は単純すぎる見方だ。
そこには選考制度上の重要な「条件」がある。
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2026年のバロンドールはW杯の成績が選考に入る
今年のW杯が終わるのは 7月19日 。
バロンドールの選考期間が締まるのは7月31日 だ。
バロンドールの評価対象は 2025年8月 から 2026年7月31日 までの「シーズン」全体だ。
今大会の全日程がこの期間に完全に収まっている。
Goal.com によると、授賞式は 2026年10月26日 、ロンドンで開かれる。
70 周年の節目を記念したもので、パリ以外での開催は史上初だ。
選考基準は大きく 3 つある。
①個人のパフォーマンスと影響力、②チームの成績とタイトル、③フェアプレーの姿勢だ。
今年のW杯での成績がそのまま①②に直結して評価される。
W杯優勝国の主役級選手は、クラブシーズンの実績に上乗せする形で大きなアドバンテージを得るだろう。
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では、欧州のリーグに出ていない選手がこの制度でバロンドールを取ることは本当に可能なのか——実は2年前に「前例」がある。
「欧州外の選手は取れない」は2年前に崩れていた
2024年 、メッシはバロンドール候補 30 名から外れていた。
それが今、 最有力に変わった 。
「欧州のリーグにいない選手はバロンドールを取れない」 ——そう思われてきた。
歴代の受賞者はほぼ全員、受賞時点で欧州のクラブに所属していた。
しかし 2023年 に、 その常識が破られた 。
メッシはアメリカのクラブ「 インテル・マイアミ 」(MLS、米国のプロサッカーリーグ)に所属したまま、 8 度目のバロンドールを受賞した。
日本経済新聞 によると、欧州外所属の選手が受賞したのは、この時が史上初だった。
ではなぜそれが可能になったのか。
2022年 にバロンドールは選考の仕組みを大きく変えた。
それまでの「キャリア全体の実績」を重視する基準を廃止し、 「当該シーズンの個人のパフォーマンス」を第一の評価軸 に据えた。
この変更により、「その年に何をしたか」が「どのリーグにいたか」よりも重要になった。
バロンドールを選ぶのはジャーナリストだ。
W杯という全世界が注目する最大の舞台で圧倒的な結果を出すことで、チャンピオンズリーグ(欧州最高峰のクラブ大会)への不参加を上回る印象を与えられる可能性がある。
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バロンドールの選考ルールが「個人の単一シーズン圧倒的活躍」を第一基準としたことで、W杯という全世界最大の舞台でのピーク体験がジャーナリストの投票を動かしやすくなっているだろう。
2024年に候補外だったメッシが2年弱で最有力に浮上したのは、W杯という舞台だけが持つ「評価のリセット力」と、シーズン制に変わった選考ルールの組み合わせによるものだ。
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では今大会のメッシは、その前例を繰り返せるほどの活躍をしているのか——数字を見ると、想像以上のことが起きている。
6大会で初ハット、男女通算W杯最多得点の意味
27 試合出場で一度もなかったW杯でのハットトリックが、 38 歳でついて来た。
第 1 戦のアルジェリア戦でメッシはハットトリックを達成し、W杯通算 16 得点でドイツ代表の元エース、 ミロスラフ・クローゼ に並んだ。
サッカーキング によると、第 2 戦のオーストリア戦でさらに 2 得点を加え、通算 18 得点でクローゼの記録を単独更新した。
この 18 という数字は、男子W杯の記録を超えるだけではない。
女子W杯で長年最多記録を持っていたブラジル代表の マルタ の 17 得点をも上回り、 男女を合わせたW杯史上の最多得点者 となった。
27 試合で 18 得点は、計算すると 1.5 試合に1ゴールのペースだ。
さらに、 38 歳 357 日での達成はW杯史上最年長のハットトリック記録となった。
6 大会・ 27 試合出場にもかかわらず、今大会まで一度もハットトリックがなかったという事実を加えると、今起きていることの異常さが伝わるはずだ。
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これほどの記録を持つメッシだが、バロンドール争いは一人ではない——他の有力候補と比べたとき、メッシに「足りないもの」が見えてくる。
メッシ以外の有力候補と受賞の条件比較
W杯が始まる直前まで、バロンドール最有力は メッシではなく ハリー・ケイン だった。
バイエルン・ミュンヘンのケインは今シーズン 51 試合で 61 得点を挙げ、欧州ゴールデンシューズ(欧州の年間得点王に贈られる賞)も獲得した。
チャンピオンズリーグでも活躍し、W杯前のパワーランキング(有力候補の序列)で首位に立っていた。
Goal.com が伝えている。
メッシはチャンピオンズリーグに出場していないため、 欧州での注目度が低い とされる。
W杯での成績とチームの結果次第では「 非常に狭い道筋 」があるという。
アルゼンチンが優勝できなかった場合、欧州で個人成績を重ねてきたケインやスペイン代表の若手 ラミン・ヤマル らが受賞を有利に進めるとされる。
メッシの「逆転カード」は、アルゼンチンのW杯優勝のみだという見方がある。
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「優勝すれば最有力」——その条件が出るのはいつ、どこで決まるのか。
授賞式は10月26日——残り4カ月で何が起きるか
アルゼンチンが優勝するかどうかで、 10月26日ロンドンの授賞式の受賞者が変わる 。
W杯の全日程が終わるのは 7月19日 。
そこから約 3 カ月後の 10月26日 、ロンドンで第 70 回バロンドールの授賞式が開かれる。
Goal.com によると、パリ以外での授賞式は史上初だ。
1956年 の第 1 回受賞者、イングランド出身の サー・スタンリー・マシューズ への敬意を込めた特別措置だという。
アルゼンチンが優勝すればメッシが最有力候補になると、海外メディアは報じている。
この先の試合結果が、そのまま 10 月の授賞式の行方を動かしていく。
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あなたが今大会のアルゼンチンの試合を追うとき、それはバロンドールの行方を追うことでもある。
今大会の結末が、サッカー史上最多を更新する「 9回目 」の扉を開くかどうかを決めることになる。
まとめ
- 38歳のメッシは北中米W杯の2試合で5得点を挙げ、通算18得点でクローゼの男子W杯最多記録を更新。女子W杯のマルタの記録(17得点)も超え、男女通算で世界最多得点者となった
- 2026年バロンドールの選考期間は2025年8月〜2026年7月31日で、W杯全日程が含まれる。授賞式は10月26日にロンドンで開かれる(史上初のロンドン開催)
- 「欧州外の選手は取れない」は2023年にメッシ自身が覆した前例がある。インテル・マイアミ所属のまま8度目のバロンドールを受賞しており、今回も同じ構造が重なりつつある
- ただしメッシにはチャンピオンズリーグ出場実績がなく、受賞には「非常に狭い道筋」があるとされる。アルゼンチンのW杯優勝が唯一の逆転条件とみる向きが強い
W杯の試合結果が、そのまま10月のバロンドール授賞式を書き換えるかもしれない——そんな大会はそうそうない。
よくある質問(FAQ)
Q1. メッシのバロンドール受賞回数は何回?
8回です(2009・2010・2011・2012・2015・2019・2021・2023年)。
歴代最多の記録で、9回目の受賞となれば新たな最多記録更新となります。
Q2. バロンドールとはどんな賞でいつ発表される?
フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が年に1度選ぶ世界最優秀選手賞です。
2026年は10月26日にロンドンで授賞式が行われます。
Q3. W杯で優勝すればバロンドールは取れる?
確定ではありませんが、海外メディアによるとアルゼンチン優勝でメッシが最有力候補になるという見方があります。
選考基準は個人成績・チーム成績・フェアプレーの3軸です。
Q4. メッシのW杯通算得点は何点?
今大会で18得点となり、クローゼの男子W杯記録(16得点)を単独更新しました。
女子W杯のマルタの記録(17得点)も超え、男女通算で世界最多です。
Q5. 欧州リーグに所属していない選手がバロンドールを取れる?
2023年にメッシ自身が米国のインテル・マイアミ所属のまま受賞しており、前例はあります。
ただし一般的には欧州での活動が有利とされています。
Q6. 2026年バロンドールの授賞式はいつどこで開かれる?
2026年10月26日(月)に英国ロンドンで開催されます。
パリ以外での授賞式は70年の歴史で初めてです。
Q7. バロンドールの選考期間はいつからいつまで?
2026年は2025年8月から2026年7月31日までが評価対象です。
北中米W杯の全日程(7月19日終了)がこの期間に収まるため、W杯の成績が選考に反映されます。
📚 参考文献
- 時事通信「メッシが最多タイ16得点 最年長ハットで並ぶ、記録ずくめ―W杯サッカー」 (2026年6月17日)
- サッカーキング「初の6大会連続出場のメッシがW杯で初ハット! クローゼ氏のW杯最多得点記録に並ぶ」 (2026年6月17日)
- Olympics.com「FIFAワールドカップ2026 リオネル・メッシが通算18得点目でW杯歴代単独最多に」 (2026年6月23日)
- Goal.com「2026年バロンドール・パワーランキング:ワールドカップ開幕を控え、ハリー・ケインが首位に立つ」 (2026年6月)
- Goal.com「バロンドールが初めてロンドンで開催されることがUEFAにより正式発表された」 (2026年5月)
- サッカーキング「36歳メッシ、史上最多更新8度目のバロンドール受賞!」 (2023年10月31日)
- 日本経済新聞「サッカー:メッシ、史上最多8度目のバロンドール受賞」 (2023年10月31日)
- topics.smt.docomo.ne.jp
- goal.com
- note.com
- ja.wikipedia.org
- news.yahoo.co.jp
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