リアルタイムニュースNAVI

話題の出来事をリアルタイムで深掘り

なか卯値上げ3月4日から|なぜ親子丼450円だけ据え置きなのか

なか卯が2026年3月4日から値上げ。親子丼450円は据え置き、はいからうどんやカツ丼の新価格一覧と据え置きの理由を解説

| 読了時間:約6分

なか卯が3月4日から値上げする。
ただし親子丼(並盛)は税込450円のまま据え置きだ。

何がいくら上がるのか、なぜ親子丼だけは守られるのか。
値上げメニューの一覧と、その裏にある価格戦略を整理した。

 

 

 

なか卯の値上げ対象メニューと新価格一覧【2026年3月4日から】

値上げは3月4日の午前9時に始まる。対象は全国445店舗のうち、ほぼ全店だ。

「全メニューが上がるのか」と身構える人もいるだろう。
だが対象は全メニューの約3割だけ
残り7割は現行価格のまま変わらない。

📄 公式発表の値上げ理由

なか卯の公式発表によると、値上げの理由は「原材料費や人件費、エネルギーコストなどの上昇に対応し、商品の品質維持・向上を図るため」。

主な値上げメニューは以下のとおり。

メニュー 改定前 改定後
親子丼(並盛) 450円 450円(変更なし)
はいからうどん(並) 330円 350円(+20円)
カツ丼(並盛) 640円 650円(+10円)
鶏から丼(並盛) 640円 650円(+10円)
和風カレー(並盛) 540円 550円(+10円)

公式が発表した主要メニューの上げ幅は10〜20円。
ただし日経新聞の報道では、未公表のメニューを含めると最大30円のものもある。


注目したいのは、今回の値上げが1年3ヶ月で3回目という点だ。

① 2024年12月4日
はいからうどん(並)300円→330円、和風カレー(並盛)490円→520円など

② 2025年3月26日
カツ丼(並盛)620円→640円など

③ 2026年3月4日
はいからうどん(並)330円→350円、カツ丼(並盛)640円→650円など

毎回、親子丼(並盛)だけは据え置かれている。
3回連続で450円を維持しているのだ。

 

 

 

自分がよく頼むメニューが対象かどうか、上の表で確認しておくといい。
まだ発表されていないメニューの新価格は、3月4日から店内またはなか卯の公式サイトで確認できる。

では、なぜ親子丼だけは何度もの値上げを経ても450円を守り続けているのか。

親子丼450円を3年間守り続けている理由

親子丼(並盛)の450円は、2023年4月から約3年間、一度も値上げされていない

物価が上がり続けたこの3年間で、ずっと同じ価格だ。
しかも450円に「なった」のは、値上げではなく値下げがきっかけだった。

卵が高騰する中で40円の値下げに踏み切った

2023年4月、なか卯は親子丼(並盛)を490円から450円に引き下げた。
鳥インフルエンザの流行で卵の価格が過去最高を記録していた時期のことだ。

💡 卵高騰の中での逆張り

他のチェーンが卵メニューを休止したり値上げしていた中、なか卯だけが親子丼を値下げ。「なか卯としては過去最安値」とTBSが当時報じている。

それ以降、2024年12月・2025年3月・2026年3月と3回の値上げが行われた。
だが親子丼(並盛)は毎回450円で据え置かれた。

 

 

 

はいからうどんは1年3ヶ月で約17%上がった

親子丼が据え置かれる裏で、他のメニューは着実に上がっている。

はいからうどん(並)の推移を見てみよう。
2024年12月の時点で300円だった価格が、今回の改定で350円になる。
300円→350円へ約17%の上昇だ。

メニュー 2024年11月 2026年3月〜
親子丼(並盛) 450円 450円(0%)
はいからうどん(並) 300円 350円(+約17%)
カツ丼(並盛) 620円 650円(+約5%)
和風カレー(並盛) 490円 550円(+約12%)

全メニューが均等に上がっている親子丼0%、はいからうどん約17%と大きな差がある

⚠️ ここからは推測です

マーケティングの分野では、目玉商品を採算度外視で安く売り、来店を促す手法をロスリーダーろすりーだー戦略と呼ぶ。なか卯の親子丼は、まさにこの役割を担っているのだろう。

東洋経済オンラインは「牛丼よりも100円ぐらい高かったはずの親子丼は、いつの間にかどこの牛丼よりも安くなっていた」と指摘している。

親子丼で客を呼び込み、カツ丼やうどんとのセットで売上を確保する。
そうした設計ではないだろうか。

実際、Xでは「親子丼は据え置きだけどうどんが値上げするからセットが高くなる」という声も上がっている。
看板商品を安く見せつつ、セットの合計で帳尻を合わせる構図が浮かび上がる。

なか卯がこうした価格戦略をとる一方で、同じゼンショーグループのすき家では正反対の動きが起きている。

 

 

 

すき家は値下げ、なか卯は値上げ──外食チェーンの価格はどこへ向かうのか

同じゼンショーグループでありながら、すき家となか卯は真逆の方向に動いている。

すき家は2025年9月、牛丼の並盛を480円から450円に引き下げた。
11年ぶりの値下げだ。
一方、なか卯は同じ時期に値上げを続けている。

チェーン 看板メニュー 並盛の価格
なか卯 親子丼 450円
すき家 牛丼 450円
松屋 牛めし 460円
吉野家 牛丼 498円

なか卯の親子丼と、すき家の牛丼並盛もぴったり450円
同じ親会社のもとで、看板商品が同額に揃っている。

⚠️ ここからは推測です

グループ全体で見れば、すき家は「安さ」で客を集め、なか卯は「和食ファストフード」として別の客層を狙う棲み分けだろう。すき家が値下げで話題をつくり、なか卯は親子丼の価格を死守して「割安感」を保つ。ブランドごとに役割を変える戦略と見ることができる。


なお、食品全体の値上げペースは落ち着きつつある。
帝国データバンクの調査では、2026年3月に値上げされる飲食料品は前年比7割減の684品目
2025年3月の2,529品目と比べると大幅に減っている。

📊 今後の見通し

値上げラッシュは一服しつつあるが、外食チェーンでは人件費やエネルギーコストが下がっておらず、小幅な価格改定は今後も続くとみられる。なか卯の親子丼450円がいつまで守られるかは、注視しておきたいところだ。

 

 

 

まとめ

  • 値上げは3月4日午前9時から全国445店舗。対象は全メニューの約3割、上げ幅は10〜30円
  • 親子丼(並盛)は450円で据え置き。2023年4月の値下げ以来、約3年間維持
  • はいからうどん(並)は300円→350円と約17%上昇。メニューごとの差が大きい
  • すき家の牛丼並盛も450円。同じゼンショーグループで看板商品が同額
  • 食品値上げ全体は前年比7割減で一服傾向だが、外食の小幅値上げは今後も続くとみられる

明日以降なか卯に行く予定がある人は、自分がよく頼むメニューの新価格を公式サイトで確認しておくのがいいだろう。
親子丼(並盛)450円という価格は、牛丼チェーンの並盛と比べてもむしろ安い水準だ。

よくある質問(FAQ)

Q1. なか卯の値上げはいつからですか?

2026年3月4日午前9時から、一部を除く全国445店舗で実施されます。

Q2. なか卯の値上げ対象メニューは何ですか?

はいからうどん、カツ丼、鶏から丼、和風カレーなど全メニューの約3割が対象です。

Q3. なか卯の親子丼は値上げしますか?

親子丼(並盛)は税込450円のまま据え置きです。2023年4月から約3年間変わっていません。

Q4. なか卯の値上げ幅はいくらですか?

主要メニューは10〜20円、未公表メニューを含めると最大30円の値上げです。

Q5. なか卯とすき家は同じグループですか?

はい、どちらもゼンショーホールディングスの傘下です。

Q6. なか卯の親子丼はなぜ安いのですか?

2023年に490円から450円に値下げされ、集客の核として価格が維持されています。

Q7. すき家の牛丼並盛はいくらですか?

税込450円です。2025年9月に480円から値下げされました。

Q8. 2026年3月の食品値上げは何品目ですか?

帝国データバンクの調査で684品目。前年同月の2,529品目から7割減です。

N

リアルタイムニュースNAVI 編集部

最新ニュースをわかりやすく、いち早くお届けします。