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謝罪は1〜2日以内に出た。
なのになぜ、炎上は収まらなかったのか。
2026年6月、文具ファンの間に衝撃が走った。
マスキングテープやシールで人気の「パピアプラッツ」のスタッフが、日本最大級の文具イベントの会場内で来場客の容姿を侮辱する発言をしたとSNSで拡散した。
会社側は発覚から1〜2日以内に公式謝罪を出した。
対応自体は速かったといえる。
だが、その謝罪文には「何を言ったか」が一切書かれていなかった。
さらに驚くのは、同じ会社が同じ日に出した謝罪文が、媒体ごとに文言が微妙に違っていたという事実だ。
スタッフは実際に何を言ったのか。
そして、なぜ企業はそれを謝罪文に書かなかったのか。
この記事でわかること
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文具女子博で何が起きたのか
「 差別的な発言があった 」——文具女子博の会場で、企業のスタッフがこう認められた。
「文具女子博トーキョー2026」
は
2026年6月11日
から
14日
まで、東京・有明GYM-EXで開催された。
文具女子博公式サイト
によると、「メーカーの人たちと直接会話を楽しみながらお買い物をお楽しみいただける」のが売りの即売イベントだ。
来場者は文具を手に取り、ブランドのスタッフと直接話せる場として親しまれてきた。
その会場内で来場者が目にした光景は、そのコンセプトとは
正反対
のものだった。
パピアプラッツのブースで、スタッフが来場客の容姿を侮辱する内容の会話を大声でしていたとされる。
この体験を綴った来場者の Threads(スレッズ) への投稿が拡散し、炎上につながった。
これを受けて
株式会社クレス
は、
2026年6月13日
、公式X・公式Threads・公式Instagramの
3つ
のプラットフォームで謝罪声明を公開した。
同日中に当該スタッフをイベント会場から退場させ、事実確認と社内規定に基づく対処を表明している。
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では、そのスタッフは会場で実際に何を言ったのか。
スタッフは実際に何を言ったのか
女性客が多い会場内で、 企業名入りのユニフォームを着たまま大声で笑いながら行われた会話 。
パピアプラッツの公式謝罪文には「
差別的な発言、公の場での配慮を欠く会話
」とのみ記されている。
スポニチアネックス
の報道でも、具体的な発言内容には触れていない。
一方、炎上の出発点となったのは来場者のSNS投稿だ。
NEWS FOREST
によると、来場者がThreadsに投稿した内容では、黒い眼鏡のアラサー男性スタッフが「ブスな客にはここは可愛い人だけだよ」といった趣旨の容姿を貶める発言をしたとされる。
ただし、これはSNS上の来場者投稿を根拠とした情報だ。
公式はその発言内容を謝罪文に記載していないため、断言はできない。
⚠️ 発言内容について
「ブスな客には〜」という趣旨の発言は、来場者のSNS投稿が根拠だ。
公式謝罪文には発言の具体的な内容は書かれておらず
、パピアプラッツ側が認定した内容ではない。
SNS由来の情報として扱う必要がある。
また、同じ文具女子博の会場内で別のブースのスタッフも、企業名入りのジャンパーを着たまま女性客の容姿をけなす発言をしていたとする来場者の声もSNS上に出ている。
こちらも公式確認は取れていない。
謝罪文には「差別的な発言があった」とは書かれている。
だが「何を言ったか」は書かれていない。
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なぜ企業はそれを書かなかったのか。
謝罪文をよく見ると、もう一つ気になる事実が浮かび上がってくる。
謝罪文に「何を言ったか」が書かれていない理由
同じ会社が同じ日に出した謝罪文が、 媒体によって中身が違っていた 。
実は、パピアプラッツの謝罪文には「Threads版」と「X版」の
2パターン
が存在する。
パピアプラッツの公式Threads投稿
では「弊社スタッフによる不適切な言動(
公の場での配慮を欠く会話
)」とのみ書かれている。
一方、 スポニチアネックスが引用したX版 には「極めて不適切な言動( 差別的な発言 、公の場での配慮を欠く会話)」と「差別的な発言」という文言が追加されている。
[お詫びとご報告]
— 【公式】パピアプラッツ/PAPIER PLATZ (@papier_platz) June 13, 2026
昨夜よりSNS上にて、
現在開催中のイベント「文具女子博トーキョー2026」の弊社ブースにおいて、
弊社スタッフによる極めて不適切な言動(差別的な発言、公の場での配慮を欠く会話)があったとのご指摘をいただいております。… pic.twitter.com/KArEnrg0PC
「公の場での配慮を欠く会話」とのみ記載
「差別的な発言、公の場での配慮を欠く会話」と表記
つまり同日に出した謝罪なのに、
Threads版には「差別的な発言」という表現がなかった
。
この文言のズレ自体が、批判に火をつける一因になった。
ここで、企業の危機対応に関する考え方を当てはめてみると面白い。
企業コミュニケーションの研究では、
謝罪声明での情報の具体性が低いほど、受け取った側の不信感が高まりやすい
とされている。
理由はシンプルだ。
情報が不完全だと、人は「何か隠しているのでは」という最悪の解釈を当てはめてしまう心理が働きやすいからだ。
今回の件にこの構造が当てはまった可能性がある。
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謝罪文に「何を言ったか」を書かなかったことが、かえって「何か隠してる?」という疑念を生んだかもしれない。
「
速く謝ること
」と「
きちんと謝ること
」は、必ずしも同じではない。
一方で、企業側にも判断の難しさがあったのではないか。
「具体的な差別発言を公式文書に書けば、その言葉が独り歩きして二次拡散する」という恐れが働いた可能性は十分にある。
つまり「書く」と拡散リスク、「書かない」と 隠蔽疑惑(いんぺい:隠すこと) というジレンマ(板挟み)だ。
SNSが発達した今、「何を書かなかったか」もすぐ可視化される時代だ。
この構図は、過去の企業炎上でも繰り返し見られてきたのではないか。
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では、そもそもパピアプラッツとはどんな会社なのか。
ブランド名だけが有名で、実態を知る人は少ない。
従業員25名の会社がなぜイベントに出展できるのか
マスキングテープのかわいいブランドの裏側にあるのは、 埼玉の印刷会社 だった。
パピアプラッツを運営するのは
株式会社クレス
だ。
同社の公式サイト
によると、埼玉県さいたま市見沼区に本社を置く中小企業で、創業は
1977年
(昭和52年)12月、従業員は
25名
(2020年3月時点)とある。
実はこの会社、もともとの社名は
「株式会社クレス」ではなく
「株式会社パピアプラッツ」
だった。
2012年
に「株式会社クレス」に商号変更し、パピアプラッツはブランド名として商標登録した。
つまりブランドが先に名前として有名になり、その後に会社名が変わるという、少し変わった経緯を持つ。
パピアプラッツ(PAPIER PLATZ)とは
ドイツ語で「紙の広場」を意味する言葉。
印刷技術発祥の地であるドイツにちなんで名付けられた。
今回の炎上では「大手文具ブランド」のイメージと、従業員 25名 という実際の規模感のギャップが注目された。
主な事業は印刷と通販だ。
対面でお客さんに接客する機会は日常的には少ない。
見本市や即売会では、普段は接客をしていないスタッフがブースに立つことがある。
これは文具業界に限った話ではなく、メーカー直販のイベント全般で見られる構造的な問題だろう。
従業員 25名 という規模で、累計 70万人 超が来場するイベントに出展を続けるには、相当な人員のやりくりが必要になるはずだ。
では、こうした問題を受けてイベントの主催者側はどう動いたのか。
そして次回の文具女子博に影響はあるのか。
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今後の文具女子博と主催者が沈黙している理由
累計
70万人
超が来場した日本最大級の文具イベント。
しかし
主催者はいまだ沈黙している
。
「文具女子博」を企画・運営するのは
日販セグモ株式会社
だ。
日販セグモのプレスリリース
によると、累計来場者数は
70万人
を突破している。
東京ドームに換算すると約 15杯分 の人が訪れてきた計算になる、日本最大級の文具の即売イベントだ。
次回の文具女子博は京都(
7月22日〜26日
)と新潟(
8月19日〜23日
)での開催が予定されている。
パピアプラッツがこれらに出展するかどうかは、現時点で明らかになっていない。
スポニチアネックスが報じた
6月15日
時点では、文具女子博の公式アカウントや主催の日販セグモからの追加声明は確認されていない。
主催者が声明を出さない理由として、出展ブランドのトラブルは出展者との契約関係に基づいて対処するものであり、調査結果を待ってから判断する方針をとっている可能性がある。
ただし、これは公式に発表された内容ではない。
あなたが次回の文具女子博(京都・新潟)への来場を考えているなら、 パピアプラッツの出展可否は事前に公式サイトで確認しておくのが確実だ 。
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では、パピアプラッツが好きだったファンは今、どう考えればいいのか。
パピアプラッツのファンは今どうすればいいか
好きなブランドが炎上した。
その製品をこれからも買うかどうか、
答えを急ぐ必要はない
。
「謝罪文が出たから、もう答えは出た」と思う人もいるかもしれない。
だが現時点で明らかになっていないことは多い。
当該スタッフが社員なのかアルバイトなのか。
具体的な処分の内容。
次回イベントへの出展可否。
そして主催からの声明。
これらは一切、まだ公式から発表されていない。
- スタッフが社員かアルバイトかは 不明
- 具体的な処分内容は 未発表
- 次回イベント(京都・新潟)への出展可否は 未定
- 主催・日販セグモからの追加声明は 6月15日時点でなし
- 発言の具体的な内容の公式認定は なし
「迅速に事実を認めて謝罪した点は評価できる」という声と、「謝罪文に発言内容を書かなかった点は不誠実だ」という批判の両方が、SNS上には存在する。
どちらも一定の根拠がある状況だろう。
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パピアプラッツの
公式Threads
・X・Instagramをフォローして続報を待つのが、今できる最も確実な判断材料の集め方だ。
ブランドへの最終的な評価は、今後の対応が出てから下しても遅くはない。
まとめ
- パピアプラッツのスタッフが文具女子博トーキョー2026の会場内で来場客の容姿を侮辱する発言をしたとされ、1〜2日以内に公式謝罪が出たが、謝罪文には発言の具体的な内容は記載されなかった
- 謝罪文にはThreads版とX版の2種類があり、Threads版には「差別的な発言」という文言が含まれておらず、媒体ごとに表現が違う点が批判を呼んだ
- パピアプラッツを運営する株式会社クレスは従業員25名の中小企業で、もともとの社名は「株式会社パピアプラッツ」。2012年に社名変更しブランド名は商標登録している
- 次回の文具女子博(京都・新潟)へのパピアプラッツの出展可否は6月15日時点で不明。主催の日販セグモからの声明も出ていない
- スタッフの処分内容・社員かアルバイトかなど核心的な情報はまだ公式から発表されておらず、ブランド評価を固めるには続報を待つ必要がある
「速く謝ること」と「きちんと謝ること」は別の話だ。
今回の炎上はそれをくっきりと示した事例として、しばらく参照され続けるのではないか。
よくある質問(FAQ)
Q1. パピアプラッツのスタッフは文具女子博で何を言ったの?
来場者のSNS投稿によれば、容姿を侮辱する内容の発言が大声でされたとされる。
ただし公式の謝罪文には発言の具体的な内容は記載されておらず、詳細は公式には明らかにされていない。
Q2. パピアプラッツが炎上した理由と経緯は?
2026年6月の文具女子博トーキョー2026でスタッフが差別的発言をしたとされる来場者のThreads投稿が拡散し炎上した。
会社側は1〜2日以内に公式謝罪を出したが、謝罪文に発言内容が書かれていなかった点が批判を呼んだ。
Q3. パピアプラッツの謝罪文はどんな内容だった?
2026年6月13日に公式X・Threads・Instagramで謝罪文を公開。
差別的な発言と公の場での配慮を欠く会話があったと認め、当該スタッフを即時退場させたと報告した。
ただしThreads版とX版で「差別的な発言」の文言の有無に差があった。
Q4. 今後の文具女子博(京都・新潟)にパピアプラッツは出展するの?
2026年6月15日時点では明らかになっていない。
次回は京都(7月22〜26日)・新潟(8月19〜23日)の開催が予定されているが、パピアプラッツの出展可否について公式からの発表はない。
Q5. パピアプラッツを運営している会社はどんな会社?
埼玉県さいたま市の株式会社クレスが運営している。
創業は1977年の印刷会社で、従業員は25名(2020年3月時点)。
2012年に現在の社名に変更し、パピアプラッツはブランド名として商標登録されている。
Q6. 文具女子博の主催はどこで、今後の声明は出ている?
日販セグモ株式会社が主催している。
2026年6月15日時点では、文具女子博の公式アカウントや日販セグモからの追加声明は確認されていない。
Q7. パピアプラッツのスタッフは解雇されたの?
処分の詳細は公式から発表されていない。
謝罪文では「社内規定に基づき厳正に対処する」とされているが、解雇されたかどうかを含む具体的な処分内容は明らかになっていない。
📚 参考文献
- スポニチアネックス「文具ブランド、店員が客に『差別発言』などの『不適切な言動』し謝罪 大型イベントで『信頼を裏切る事態』」 (2026年6月15日)
- NEWS FOREST「【炎上】文具女子博トーキョー2026 パピアプラッツブースでスタッフ不適切発言 会社が公式謝罪と再発防止策を発表」 (2026年6月14日)
- パピアプラッツ公式Threads「お詫びとご報告」 (2026年6月13日)
- 文具女子博公式サイト「パピアプラッツ」 (参照:2026年6月)
- 株式会社クレス「企業情報」 (参照:2026年6月)
- 日販セグモ株式会社「文具のアイデアコンペティション2026」PRtimes (2025年10月)
- news.yahoo.co.jp
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- forest-life-japan.com
- saisinsaikinwadainews.blog.jp
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