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パラグアイ代表ガラルサの腕時計事件、FIFAが出した結論とは

| 読了時間:約5分

笑って見ていたその映像、実は国家間の交渉材料になっていた。

北中米ワールドカップのある試合で起きた出来事が、SNSで大きな話題になった。

あなたも、この映像をどこかで見かけたかもしれない。

ネタとして消費されて終わった、と思っている人は多いはずだ。

だが実際には、この一件をきっかけに一つのサッカー連盟がFIFAに動きかけていたことが分かっている。

パラグアイ代表ガラルサの腕時計事件、FIFAが出した結論とは

試合を決めた一瞬に起きた珍事

笛が鳴る直前、芝生に時計だけが取り残されていた。

舞台は北中米ワールドカップのグループD、パラグアイ対トルコ戦だ。

前半、パラグアイの選手が試合を決めるゴールを決めた。

決めたのはMF(ミッドフィルダー、中盤の選手)の マティアス・ガラルサ だ。

試合終盤に近い前半、両チームの選手の間で小競り合いが起きた。

審判の イワン・バートン 氏が仲裁に入った。

その最中に、氏の腕から時計が外れて芝の上に落ちてしまった。
東スポWEB によると、誰もこれに気づかなかったという。

それを見つけたのがガラルサだった。

ガラルサは芝の上にあった時計を拾い上げた。

そのまま自分の手首につけて、ボタンをいじり始めたという。

数分後、乱闘が収まってから、ガラルサはエルサルバドル出身のバートン氏に時計を返した。

 
前半終盤
腕時計事件簿
両チームの選手がもみ合いになる。
 
直後
腕時計事件簿
審判の腕時計が芝の上に落ちる。
 
数十秒後
腕時計事件簿
ガラルサが時計を拾い、自分の手首につける。
 
数分後
腕時計事件簿
乱闘が収まり、ガラルサが時計を返却する。

この一部始終はSNSで一気に拡散した。
「これまでのW杯で最も常軌を逸した瞬間だ」 という声も上がったという。

実はこの一件、イギリスの新聞だけでなくドイツのメディアでも取り上げられていた。

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これほど話題になった行為で、この選手にお咎めはなかったのだろうか。

なぜ追加処分を受けなかったのか

「この選手は何をしているんだ」――元審判はそう言葉を失った。

時は前半44分ごろだ。

両チームの選手同士がもみ合いになった。
THE ANSWER によると、審判のバートン氏が仲裁に入ろうとした際に時計を落としたという。

この場面を、ドイツでW杯を配信する番組の解説者も見ていた。

元審判の パトリック・イトリッヒ 氏だ。

氏は言葉を失うほど困惑していたという。

自身も現役時代にペンや笛をなくした経験を語りつつ、今回の行為には驚きを隠さなかったと伝えられている。

あなたも「なぜ無罪放免なんだ」と思ったかもしれない。

審判には、行為の悪質さと試合運営への実害を 天秤にかける裁量 (自分の判断で決める権限)がある。

今回はその悪ふざけの域を出ないと判断されたのではないか。

①裁量

②自分の判断で決めていい範囲のこと。

③今回は、審判が「これは悪ふざけの範囲内」と自分で判断した、ということ。

実際、ガラルサはこの試合の前半4分に、すでに警告を受けていた。

本来ならこの行為で 2枚目 のカードとなり、退場になっていたはずだ、という 指摘もあった という。

けれども審判は、それ以上の処分を下さなかった。

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その場はこれで収まったように見えるが、本当にこの話はそこで終わっていたのだろうか。

FIFAまで動いた静かな攻防

笑い話のはずが、舞台はFIFAとの交渉に移っていた。

実はこの一件、 トルコサッカー連盟 までも動かしていた。

Türkiye Today によると、連盟はFIFAに再試合の可能性を打診したという。

理由は、腕時計を巡るこの一件がバートン氏の試合運営に影響したのでは、という懸念だった。

だが結論は 却下 だった。

FIFAは、審判の職務執行に支障はなかったと判断したという。

トルコサッカー連盟の会長も、この一連のやり取りに関わっていたとされる。

会長は、たとえわずかな可能性でも解決を目指したい、という趣旨の発言をしたとされる。

この一件は、SNS上では一過性の話題として消費されて終わったように見えた。

けれども実際には、水面下でFIFAとトルコサッカー連盟による公式なやり取りが進んでいたことになる。

派手な話題ほど、表の盛り上がりとは別に、当事者間で静かな協議が進んでいるものなのかもしれない。

トルコ側には、決勝進出という実利もあったからこそ、静かに事を収めたかったのではないか。


本当に困っているときほど、人は静かに動くものかもしれない。

そう思わせる展開だった。

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腕時計の陰で、もう一つ記憶に残る出来事もあったのではないだろうか。

同じ試合で起きたもう一つの退場

同じピッチの上で、静かにもう一つの判定が下っていた。

舞台は同じパラグアイ対トルコ戦、前半の追加時間だ。

スポニチアネックス によると、トルコのFW アルミロン 退場処分 を受けたという。

理由は、相手選手との口論の中で、口を覆う仕草を見せたことだった。

この仕草は、差別的・侮辱的な発言を隠す目的と判断されたという。

アルミロンはこの一枚で試合から姿を消した。

パラグアイは1人少ない状態になった。

それでもパラグアイは、数的有利になったトルコの猛攻を 守り切り 1-0 のまま逃げ切った。

つまりこの一戦には、 二つの話題が同居 していたことになる。

一つは笑い話としての腕時計事件、もう一つは重い判定としての退場劇だ。

笑い話
腕時計を巡る珍事
重い判定
差別的仕草での退場

次にW杯を見るときは、選手の口元の仕草に注目してみてほしい。

それが警告の対象になることもあるからだ。

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審判という存在は、目立たないところでいろいろな備えをしているものかもしれない。

審判の手首に隠れた業界の常識

審判の手首には、もう一つ時計が隠れていることがある。

実は、バートン氏は本番用とは別に、もう一つ時計を身につけていたとされる。

VoxNews.al によると、これが後の判断を左右する決め手になったという。

審判が本番用とは別に予備の時計を身につけているのは、 不測の事態に備える現場の知恵 と言えるだろう。

そう思うと、次の試合の見方も少し変わってくる。

あなたが次にW杯の中継を見るときは、審判の手首に注目してみてほしい。

もしかしたら、そこにもう一つの時計が隠れているかもしれない。

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審判が積み重ねてきた小さな備えは、意外と多くのドラマを支えているのかもしれない。

まとめ

  • パラグアイ代表ガラルサは、試合中に審判の腕時計を拾って身につけ、数分後に返した。
  • トルコサッカー連盟は、この一件を理由にFIFAへ再試合の可能性を打診していた。
  • FIFAは、審判が予備の時計を身につけていたことを理由に、この打診を却下した。
  • 同じ試合ではパラグアイのアルミロンが、口を覆う仕草を理由に退場していた。
  • トルコは数的有利になった後半も得点できず、2連敗でグループリーグ敗退が決まった。

笑い話として消費された一件の裏側では、公式な審査というもう一つの試合が静かに進んでいた。

よくある質問(FAQ)

Q1. パラグアイの選手はなぜ審判の腕時計を身につけたの?

試合中に審判が仲裁の際に落とした腕時計を、そばにいた選手が拾って自分の手首につけた。

数分後には審判に返している。

Q2. この選手に追加のカードは出なかったの?

出なかった。

ただしこの試合の前半にすでに警告を受けており、2枚目のカードで退場すべきだったという指摘もある。

Q3. パラグアイ対トルコの試合結果はどうだった?

パラグアイが1-0で勝利し、トルコは2連敗でグループリーグ敗退が決まった。

Q4. この一件でトルコは正式に抗議したの?

トルコサッカー連盟はFIFAに再試合の可能性を打診したが、却下されたという。

Q5. FIFAはなぜ再試合の要求を却下したの?

審判が予備の腕時計を身につけていたため、試合運営に支障はなかったと判断したとされる。

Q6. 同じ試合では他にも話題になった判定はあった?

パラグアイの選手が、口を覆う仕草を理由に退場処分を受けている。

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リアルタイムニュースNAVI 編集部

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