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楽々インフラくんで回線提案が「誰でも収益」に変わる仕組み

| 読了時間:約5分

「回線の案内、うちの店では誰がやってもバラバラで…」

そんな声が賃貸仲介の現場から長年聞こえてきた。

インターネット回線やライフラインの提案は、知識のある担当者に当たれば収益になり、そうでなければ案内ごとスルーされる。

しかも問題はそれだけじゃない。

案内できても「後から知らない番号には出てもらえない」という二段階の壁が存在する。

大阪のスタートアップ・ Shift-4株式会社 2026年8月 にリリース予定の「 楽々インフラくん 」は、この二つの壁を同時に壊しにいくサービスだ。


楽々インフラくんで回線提案が「誰でも収益」に変わる仕組み

回線の提案、実は担当者次第だった

詳しい担当者に当たるか否かで、入居者への回線提案が ゼロ円 にも 数千円の収益 にもなる。

PR TIMES によると、現場では「回線の知識が担当者ごとに バラバラな状態(特定の人だけが持つ状態) になっている」「入居者一人ひとりに合った提案が難しい」「提案の質に店舗ごと・担当者ごとのばらつきがある」という課題が挙げられている。

こうした状況は「提携先任せになり、お客さん対応の品質が見えづらい」という問題も生む。ベテランが提案すれば成約し、新人が担当すれば案内自体が飛ぶ——これは 運に近い構造 だ。

⚠ 回線提案を「組織の収益」ではなく「 個人の技量 」に委ねてきた業界の慣習が、長年そのまま放置されてきたのではないか。

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では、なぜ「詳しい担当者」でも成約が取れないケースが生まれるのだろうか。

電話に出てもらえない、という本当の壁

回線業者から後日かかってくる電話。

入居者が出なければ、そこで提案は終わる。

楽々インフラくんの公式サイト には、現場の悩みとして「 知らない案内の電話番号にお客様が出てくれない 」「いざ案内しても案件化しない」という声が明記されている。

実は有効率(案内後に実際に成約につながった割合)を下げている本当の原因は、回線の良し悪しでも担当者の説明力でもない可能性がある。

知識不足
一般的に思われる原因
着信拒否
本当の壁かもしれない原因

入居者が「 見知らぬ番号からの着信 」に出ないという行動パターンが、取次業務(回線業者への申し込みを仲介会社が代わりに手配する仕組み)全体の有効率を下げているのではないか。

つまり「提案できた」と「成約した」の間には、 電話に出るかどうかという高い壁 がある。

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この壁を知らないままでは、いくら担当者の知識を上げても有効率は改善しないだろう。

この「電話に出ない問題」と「担当者ごとの知識格差」を一気に解消しようとするツールが、大阪のスタートアップから出てきた。

AIが「誰でも最適解」を出す時代へ

知識がなくても、 AIが入居者の状況を読んで回線の上位 3 件を自動で出す

楽々インフラくんの公式サイト によると、お客さんの使い方や住まいの環境を入力するだけで、AIが最適な回線を上位 3 件スコアリングしてすすめる仕組みだ。

各候補には「おすすめの理由」だけでなく「注意点」も表示されるため、 経験の浅い担当者でも迷わず案内できる 設計になっているという。

ここで注目したいのが「 電話帳自動登録 」という機能だ。申込の時点で各回線の着信番号を入居者のスマホの連絡先に自動で登録する仕組みで、「知らない番号からの着信」をなくすことで通電率(電話がつながる割合)を大幅に引き上げるとしている。

デフォルト効果(Default Effect)とは

人間は「初期設定のまま動く」傾向が強いという、行動経済学で知られる現象。

電話帳に登録されていない番号は「知らない番号」がデフォルト(初期状態)になり、出ないという選択が自然に起きる。

電話帳に事前登録することはこのデフォルトを変える行為で、着信拒否を防ぐ効果が期待できると考えられる。

回線提案の知識が特定の担当者に集まってしまう問題と、「見知らぬ番号には出ない」という人間の行動パターン——この二つは一見、 別々の問題 に見える。

だがこの二つが組み合わさることで「提案できたとしても有効率が上がらない」という 二重の壁 が生まれていたのではないか。


AI診断で知識を標準化し、電話帳登録で着信拒否を防ぐ——この 2 つをセットで実装することが、収益向上の本質的な突破口になりうるだろう。

「回線の案内って、詳しい人がいないと無理だし、案内できても電話に出てもらえない、って 2 段階で詰んでたんだよ。

それを 1 個のアプリで両方解決しようとしてる」という構造だ。

申込後の取次先への連絡も不要で、管理者はダッシュボードから各案件の進捗をいつでも確認できる。

「診断後は丸投げでいい」という設計は、担当者の業務負担も大きく下げることになるだろう。

ただし、「既に取次先がある」という仲介会社には、すぐに乗り換えという話にはならない。


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既存の取次先を捨てなくていい理由

今の取次先を続けながら、業務だけをデジタル化する——そんな選択肢が用意されている。

PR TIMES によると、既に取次先を持つ不動産会社向けには、既存の提携をそのまま使いながら業務効率化を支援する「 楽々インフラくん+ 」の展開も予定しているという。

いえらぶ取次
紹介料型。AI診断・電話帳登録なし
楽々インフラくん
AI診断+電話帳自動登録をセット提供

これは業界の既存サービスとの大きな違いになりえる。

たとえば いえらぶCLOUDのライフライン取次サービス は、紹介した入居者が成約に至らなくても紹介料が発生するモデルで収益化しているが、AI診断や電話帳自動登録の仕組みは持っていない。

つまり楽々インフラくんは「取次先を変える」のではなく「 業務の進め方をDX(デジタル化)する 」という角度からアプローチしているとすれば、既存の提携先を持つ仲介会社にとっては"乗り換え"ではなく" 追加導入 "という選択肢が生まれるだろう。

導入の心理的な障壁が低い設計は、競合との差別化軸になっているのかもしれない。

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では、このサービスを作った会社はどこで、いつから使えるのか。

大阪発・資本金300万円のスタートアップが動かした業界

資本金 300 万円。

設立からサービスリリースまで約 1 年。

PR TIMES の会社概要によると、 Shift-4株式会社 は大阪府大阪市淀川区に本社を置き、設立は 2025 8 月、資本金は 300 万円だ。

代表取締役は長谷川 峻生氏で、通信回線の訪問販売やセールスプロモーション(販売促進)事業を前身とする会社だ。

設立年月
2025年8月
サービスリリースまで約1年
資本金
300万円
大卒初任給(約23万円)の約13か月分
サービス開始予定
2026年8月1日
大阪エリアを中心に展開

大卒初任給(約 23 万円)の 13 か月分ほどの規模感で、設立 1 年以内にサービスサイトを本格稼働させてリリースに踏み切っている。

不動産DX(業界のデジタル化)市場への参入障壁は、 想像以上に下がっているのかもしれない

サービスは 2026 8 1 日の提供開始を予定しており、当面は大阪エリアを中心に不動産仲介会社との提携を進める方針だ。

将来的には電気・ガス・その他ライフライン(生活に必要なインフラ全般)を含めた「入居インフラDXプラットフォーム」へのサービス拡張も視野に入れているという。

楽々インフラくんの公式サイト では現在、資料ダウンロードと申し込みを受け付けている。

「詳しい人がいないと回線案内は無理」という前提が、AI診断と電話帳登録の組み合わせによって崩れようとしている。
2026 8 月のリリースが業界にどう影響するか、注目しておく価値はある。


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まとめ

  • 賃貸仲介での回線提案は担当者の知識次第でゼロ円にも収益にもなる「属人化(特定の人頼み)」の問題を長年抱えてきた
  • 楽々インフラくんの「電話帳自動登録」機能は、「知らない番号には出ない」という入居者の行動パターンを逆手にとり、通電率(電話がつながる割合)を上げることで有効率の改善を狙う設計になっている
  • AI診断で知識を標準化し、電話帳登録で着信拒否を防ぐという二つの機能がセットで動くことで、属人化と有効率の低さという二つの問題を同時に解消できる可能性がある
  • 「楽々インフラくん+」により、既存の取次先を持つ仲介会社は乗り換えではなく追加導入という形でDXに踏み出せる設計になっている

よくある質問(FAQ)

Q1. 楽々インフラくんとはどんなサービスですか?

賃貸仲介会社向けのAIツールです。

入居者の使い方や住まいの環境を入力するだけで、最適なインターネット回線を自動で上位3件提案します。

2026年8月1日に提供開始予定です。

Q2. 不動産仲介会社が回線提案で収益を得る仕組みはどうなっていますか?

入居者が回線に申し込むと、紹介した不動産会社に取次料(紹介料)が支払われる仕組みです。

成約件数が増えるほど収益も増えますが、電話に出てもらえないと成約に至らないという壁がありました。

Q3. 専門知識がないスタッフでも楽々インフラくんは使えますか?

使えます。

AIが回線の上位3件をスコアリングして表示し、おすすめ理由と注意点も自動で出るため、回線の知識がなくても案内できる設計になっているとShift-4株式会社は説明しています。

Q4. 電話帳自動登録とはどんな機能ですか?

入居者が申し込みをした時点で、各回線業者の着信番号を入居者のスマホの連絡先に自動で登録する機能です。

「知らない番号には出ない」という問題を防ぎ、電話がつながる割合(通電率)を上げることを目指しています。

Q5. 楽々インフラくんといえらぶのライフライン取次サービスは何が違いますか?

いえらぶのサービスは紹介料型の収益モデルが特徴ですが、AI診断や電話帳自動登録の仕組みは持っていません。

楽々インフラくんはこの二つをセットで提供する点が大きな違いです。

詳細な機能比較は各公式サイトで確認できます。

Q6. 楽々インフラくんは既に提携先がある仲介会社でも使えますか?

使えます。

既に取次先を持つ会社向けには「楽々インフラくん+」という別バージョンの展開も予定されており、今の提携先をそのままにしながら業務のデジタル化だけを追加導入できる設計になっているとされています。

Q7. 楽々インフラくんはいつからどこで使えますか?

2026年8月1日から提供開始予定です。

当面は大阪エリアを中心に不動産仲介会社との提携を進める方針で、将来的には電気・ガスを含むライフライン全般へのサービス拡張も予定しています。


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リアルタイムニュースNAVI 編集部

reaitimenews.com

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