
| 読了時間:約8分
有吉弘行が代々木公園でバームクーヘンを売る元相方の姿を目撃した。
声はかけなかった。
遠目から写真だけ撮って、元相方の 太田博久 に送ったという。
2026年3月29日放送の『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』 で明かされたこの一幕が、多くの人の胸に複雑な感情を残した。
公判まっただなかの人物が、なぜ全国を転々としながら菓子を売り続けられるのか。
そして、販売している商品に静かな変化が起きているという。
この記事でわかること
公判中でも働ける理由——「 在宅起訴 」とは何か
公判中でも自由に働けるのは、斉藤被告が 在宅起訴 という形で訴追されているから。
逮捕・収監されていない以上、判決が確定するまでは法律上、就業は完全に合法だ。
「逮捕されているのになぜ働けるの?」と疑問に思った人も多いだろう。
実はこれ、前提から間違っている。
斉藤慎二被告 (43)は逮捕されていない。
逮捕・収監されているはず → 在宅起訴のため身柄の拘束がない状態だ。
公判までの経緯(スポニチ報道より)
スポーツニッポンの報道 によると、2024年10月に書類送検。
2025年3月26日に東京地検が在宅起訴した。
判決が確定するまで、就業を禁じる規定はない。
在宅起訴 とは、逮捕・勾留されないまま起訴される形だ。
近年、性犯罪事件ではこの形が増えている。
釈放されているからといって、刑が軽いわけではない。
専門家の見立て
元大阪地検検事の 亀井正貴弁護士 は同報道でこう指摘している。
「 示談できなければ2〜3年の実刑となる可能性が高い 」。
不同意性交罪 の法定刑は 5年以上20年以下の懲役 だ。
執行猶予がつくのは懲役3年以下の場合に限られる。
示談は成立していない。
被害女性は2026年3月17日の第2回公判で「実刑を求めます」と訴えた。
専門家の見立てが正しければ、斉藤被告が収監されるのは時間の問題だろう。
だからこそ、今のうちに稼ぐしかない——そう考えると、雨の中でも8時間立ち続ける姿の意味が見えてくる。
毎週 200万円 を競馬に——芸人時代から続く借金地獄
斉藤被告が雨の日も8時間立ち続けてバームクーヘンを売るのには、芸人時代から積み上げてきた競馬による借金という「切実な背景」がある。
斉藤被告を駆り立てているのは、単なる生活費のためではないとみられる。
SmartFLASHの報道 によると、斉藤被告は「テレビ東京系『ウイニング競馬』のMCを11年間務めるほどの競馬好きで、 毎週200万円近く をつぎ込んでいた」という。
年間に換算すれば 1億円を超える規模 だ。
知人の証言(SmartFLASH報道より)
「知り合いの社長やお金のない後輩にも借金をして、その総額は 数千万円レベル と聞いています」
借金の手口が、また特異だった。
知人A社長から 500万円 を借りた直後、A社長に紹介されたばかりのB社長に、1週間も経たないうちに「お金、貸してくれませんか?」と同額を要求した。
紹介してくれた人の信用を即座に次の借金に使う、 「数珠つなぎ」の借金手口 だ。
女性自身の報道 では「借金の総額は数千万にものぼると言われており、 "1億円じゃきかない"との噂もある くらい」とも伝えられている。
これはあくまで噂の域を出ないが、複数の報道が「数千万円規模」で一致している点は無視できない。
売れっ子芸人としての収入があったはずなのに、ギャンブルがそのすべてを飲み込んだ。
事件発覚後は「金がない」と嘆き、知人の協力を得てバームクーヘン事業が立ち上がったと伝えられている。
「 700円のカットが消えた 」——販売に起きていた異変
販売開始当初には店頭に並んでいた700円のカットバームクーヘンが消え、商品の価格帯そのものが変化している。
その背景には販売会社との金銭トラブルがあるとみられる。
では、そのバームクーヘン事業に何が起きているのか。
女性自身の報道 によると、複数回購入しに行った客がこう証言している。
購入客の証言
「販売開始当初は700円のカットタイプと1900円の小ぶりのホールタイプがありました。
ですが先日の東松山市では、大きめのホールタイプのプレーンが2880円、バナナ風味が2980円。
小ぶりのホールタイプが1980円でした。
カットタイプは最初から陳列されていませんでした」
| 商品 | 開始当初 (2025年4月) |
現在 (2026年3月) |
|---|---|---|
| カットタイプ | 700円(店頭あり) | 店頭なし 通販のみ700円 |
| 小ホールタイプ | 1,900円 | 1,980円 |
| 大ホール(プレーン) | なし | 2,880円 |
| 大ホール(バナナ) | なし | 2,980円 |
実は、「クーヘン斉藤」の通販サイトでは、カットタイプが今も 700円で購入できる。
店頭では売らず、通販だけで残す ——この構造が何を意味するか。
報道された事実をもとに考えると、背景には2025年11月に報じられた金銭トラブルがあるとみられる。
FRIDAYの報道 によると、販売事業を手がける会社側が「10月8日と9日に福岡で売り上げた 約160万円 と釣り銭の準備金を持ち逃げされた」と主張した。
斉藤被告側は「2カ月分の報酬が未払いだったため手元に留めた」と反論している。
この対立が解消されないまま、斉藤被告は2025年10月末から会社を通さず個人で仕入れ・販売を始めたとされる。
商品名もパッケージも変わった。
最安値のカットタイプを店頭から外したのは、少しでも一回あたりの単価を上げたい思惑があるのだろう。
示談なしで迎える判決——実刑なら販売事業はどうなるか
被害女性は示談を拒否し、「実刑を求める」と法廷で訴えた。
専門家は示談なしの場合に 2〜3年の実刑 となるおそれが高いと指摘しており、その場合は移動販売事業の継続が事実上不可能になる。
2026年3月28日・29日、花見客で賑わう代々木公園で、斉藤被告はバームクーヘンを売った。
有吉弘行 が遠目から見守るなか、「はぁ〜い!」と声を張り上げていた。
女性自身の報道 によると、客に「どうしてそんなに頑張れるんですか?」と聞かれた斉藤被告は、「いやぁ、もう俺なんて全然ですよ」「底辺ですよ」と少し落ち込んだ表情を見せた。
そして続けてこう言ったという。
「 底辺に俺がいますよ! 」
笑いに変えながら立ち続ける。
その先に待つのは判決だ。
判決の見通し
元大阪地検検事・亀井正貴弁護士は「示談できなければ 2〜3年の実刑となる可能性が高い 」と指摘している。
被害女性は示談を拒否し、「実刑を求めます」と法廷で訴えた。
このまま公判が進めば、 実刑判決が下るおそれがある。
実刑が確定した場合、移動販売事業の継続は事実上できなくなる。
事業を引き継ぐ人物がいなければ、自然消滅となるだろう。
4月以降も新潟での販売が予定されていた。
今後の公判スケジュールや判決時期は現時点では確定していないが、販売できる時間には限りがある。
この騒動が映し出す「もう一つの問題」
報道の文脈を外して見ると、この事態は在宅起訴制度とタレント商法の「空白地帯」という構造問題を照らし出しているとも言える。
報道の文脈はこうだ。
借金まみれの元芸人が、性犯罪の公判中も全国を回ってバームクーヘンを手売りしている。
反省していないのか、たくましいのか——そういう視点で語られることが多い。
だが別の角度から見ると、この事態は「 在宅起訴という制度と、タレント商法の空白地帯 」という構造問題を照らし出しているとも言える。
制度の現状(筆者の考察)
日本の刑事司法では、在宅起訴中の行動を直接制限する規定がほとんどない。
釈放中の被告が自身の知名度を商業利用することを禁じるルールも存在しない。
斉藤被告が「本人来店!写真撮影も行います」と告知して販売するのは、 現行法の範囲内 だ。
これを「合法だからいい」と見るか、「制度の抜け穴だ」と見るかは、人によって異なるだろう。
ただ一つ確かなのは、この状況が「被害を訴える人がいる一方で、加害者とされる人物が知名度を活かして稼ぎ続けられる」という現実を可視化したという点だ。
芸能人の性犯罪事件が起きるたびに「なぜ活動を続けられるのか」という声が上がる。
しかし問題は個人の倫理ではなく、制度の設計にある——そういう見方もできるのではないだろうか。
公判の行方と同じくらい、この問いに社会がどう答えるかが問われているかもしれない。
まとめ
- 斉藤被告が公判中も販売を続けられるのは在宅起訴のためだ。逮捕・収監されておらず、判決確定まで就業は合法となっている
- 競馬による借金は複数の報道で「数千万円規模」とされ、「1億円じゃきかない」との噂も流れている
- 販売開始当初にあった700円のカットタイプが店頭から消え、価格帯全体が上昇した。背景には2025年11月に報じられた売上金約160万円をめぐる金銭トラブルがあるとみられる
- 被害女性が示談を拒否し「実刑を求める」と訴えた。専門家は「示談なしなら2〜3年の実刑」と見ている
よくある質問(FAQ)
Q1. 斉藤慎二被告はなぜ公判中でもバームクーヘンを販売できるの?
在宅起訴のため身柄が拘束されていない。
判決が確定するまで就業を禁じる規定はなく、販売は合法だ。
Q2. バームクーヘンの値段は変わったの?
販売開始当初の700円カットタイプは店頭から消えた。
現在の主力はホールタイプで1980〜2980円だ。
Q3. 斉藤慎二被告の競馬による借金はどれくらい?
複数の報道で数千万円規模とされている。
「1億円じゃきかない」との噂もあるが、確定情報ではない。
Q4. 示談金2500万円を提示したのに、なぜお金がないといわれているの?
示談金を提示したが実際の資金があったかは不明だ。
事件発覚後に「金がない」と漏らしていたとも報じられている。
Q5. バームクーヘンの会社とのトラブルとは何?
2025年11月に売上金約160万円の「持ち逃げ」を主張する報道が出た。
双方の主張は食い違っている。
Q6. クーヘンSAITOとバームSAITOUは同じもの?
同一の事業だ。
会社との金銭トラブル後、個人で商品名とパッケージを変更して販売を続けている。
Q7. 有吉弘行はなぜ声をかけなかったの?
2026年3月29日放送のラジオで「渦中にある人だから難しい」と語り、遠目から写真を撮るにとどめたと明かした。
Q8. 判決はいつ出るの?実刑になる確率は?
判決の日程は現時点で確定していない。
専門家は「示談なしなら2〜3年の実刑の可能性が高い」と指摘している。
Q9. 実刑になったらバームクーヘン販売はどうなる?
収監されれば事業継続は事実上できなくなる。
引き継ぐ人物がいなければ自然消滅になるとみられる。
Q10. 瀬戸サオリとは今どんな状況なの?
事件後に別居し、斉藤被告はこどもと会えていないとも報じられている。
現在の公式な発表はない。
リアルタイムニュースNAVI 編集部
reaitimenews.com
話題のニュースを「なぜ?」の視点で深掘りするニュースメディアです。
法律・心理学・経済など専門分野の知識をもとに、報道だけではわからない背景や理由をわかりやすく解説しています。
📚 参考文献
- 女性自身「元ジャンポケ・斉藤慎二 連日店頭に立つなか…公判中のバームクーヘン移動販売で指摘された"異変"」 (2026年4月4日)
- livedoorニュース(女性自身)「借金は億単位の噂も》斉藤慎二 公判中もバームクーヘン販売に執着」 (2026年3月)
- SmartFLASH「元ジャンポケ斉藤『2500万示談拒否』崖っぷちでもバウムクーヘン販売告知…背景にある"数千万の借金地獄"」 (2026年3月20日)
- スポーツニッポン「元ジャンポケ・斉藤被告 実刑も…示談できなければ2~3年」 (2026年3月13日)
- Yahoo!ニュース(FRIDAY)「【独自】元ジャンポケ斉藤がバームクーヘン販売会社と金銭トラブル——売上金持ち逃げ問題の全容」 (2025年11月)