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参政党が横田増生氏を5分で除名した理由と会見場での圧力の全容

参政党が横田増生氏を5分で除名した理由と会見場での圧力の全容

| 読了時間:約6分

横田増生氏に5か月間潜入された参政党は、通告からたった5分で除名を完了させた。

しかも会見場では、身分を隠した男から「離党されますか」と迫られていた。

ユニクロや維新への潜入とは明らかに異なる参政党の反応から、この政党の体質が透けて見える。

 

 

 

除名通告から「退会完了」まで5分で何が起きたのか

通告から退会完了まで、わずか5分だった。

週刊ポストの報道によると、2026年2月20日午後4時、横田氏のもとに「除名通告」のメールが届いた。
差出人の名義は神谷宗幣かみやそうへい代表。

その5分後、「離党・退会完了」のメールが続いた。

除名理由(週刊ポストより)

「党の規律を乱す行為」と「その他党員としてふさわしくない行為」。潜入ルポの執筆が該当すると判断された。

横田氏が除名を知ったのは、同業者からのLINEだった。
参政党の公式Xには午後4時3分、「本党に潜入した週刊誌記者に対する党員除名処分のお知らせ」が投稿されていた。

つまり本人への通告と、ほぼ同時にSNSで公表していたことになる。


しかも退会完了メールには、こう書かれていた。

「またのご参加を心よりお待ちしております」

除名という最も重い処分を下した相手に、定型文の「またのお越しを」が送られる。
この事実だけで、手続きがどれほど形式的だったかがわかる。

弁明の機会はなかった

横田氏によれば、除名処分は「初めから織り込み済みだった」。参政党がどんな方法で自分を排除するかまでが取材対象だったからだ。

 

 

 

 

会見場に現れた"名無しの男"が迫った「離党されますか」

除名の3日前、すでに不穏な動きがあった。

週刊ポストの報道によると、横田氏は衆議院議員会館で開かれた参政党の記者会見に出席した。
本名と筆名を併記して正式に申し込み、入場も質問も認められた。

問題は、会見の後だ。


横田氏が会場を出ると、40代くらいのスーツ姿の男が足早に近づいてきた。
「参政党の事務局の者」とだけ名乗ったこの男の態度は異様だった。

名刺を切らしている。身分証は裏返し。役職も答えない。
録音しようとすると「取材対象者でも国会議員でもない」と拒んだ。

男が切り出した質問

「単刀直入に言います。YouTubeチャンネルに出られている。潜入レポートみたいな記事も書かれていますか?」

そして核心に踏み込む。

「離党されますか」

横田氏が拒否すると、「おのずから離党されるんですか」と食い下がった。
横田氏は月額2,500円の党員費を払い、3万円のDIYスクールを受講中。

2万円の参政党フェスのチケットも買っていた。
離党する理由がない。


横田氏がそれでも離党を拒むと、男は「どんなことがあっても、公開などは控えてください」と釘を刺して立ち去った。

横田氏が背中に「あなたはだれと話しているんですか」と問いかけたが、男は無視して歩き去ったという。

 

 

 

 

ユニクロは全店メール、維新は人相書き。参政党は何をしたか

過去の潜入取材先と比べると、参政党の対応の異質さが際立つ。

横田氏はこれまで、ユニクロと日本維新の会にも潜入している。
両者の反応はまったく違った。

潜入先 時期 記事発表後の対応
ユニクロ 2016年 発売当日、全店舗の店長に記事添付メールを送付
日本維新の会 2022年 発売前に横田氏の写真付き人相書きが出回った
参政党 2026年 事前に早刷りを入手した形跡なし

ユニクロは企業として危機管理の手順を踏んだ。
維新は情報収集で先手を打った。

参政党は事前に早刷りを入手した形跡がない。


週刊ポスト第6回で横田氏が指摘しているのは、会見場に現れた男が週刊ポストの記事を読んでいないらしい、という点だ。

YouTubeの「元文春記者チャンネル」でのゲスト出演だけを見て、横田氏のもとに来ている。
横田氏の表現を借りれば、映画の本編を観て判断したパンフレットだけ読んで本編は観ていない状態に近い。

30人の国会議員を抱える政党が

30人の国会議員を抱える国政政党が、自党に関する調査報道への初動をYouTube頼みで済ませていた。この事実は、参政党のメディア対応がどの段階にあるかを物語っている。

 

 

 

 

記者には顔写真を求め、自分たちは匿名――情報管理の非対称

参政党は記者に顔写真付き証明書の提出を求める。だが自分たちは名前すら名乗らない。

フリーランスの記者が参政党の会見に出るには、免許証などの顔写真付き証明書を添付して申し込む必要がある。
会見中に質問すれば、参政党側のカメラが記者の顔を撮影する。

その一方で、会見後に横田氏に接触した男は、姓名も役職も隠したままだった。

記者に求めること

顔写真付き証明書+撮影

自分たちの対応

名前も役職も非公開


横田氏は週刊ポスト第5回で、参政党のXの除名投稿が自身を「週刊誌記者」と呼んでいた点にも触れている。
横田氏はフリーランスのジャーナリストであり、生涯一度も雑誌の専属記者として働いたことはない。

オリコンニュースの報道によれば、参政党の公式発表では横田氏を「A氏」と表記し、「潜入意図の発覚を避けるため周知性のある氏名を変更して」入党したとしている。

しかし横田氏は、離婚して再婚し、合法的に妻の姓を名乗っただけだ。
提出書類に偽りはない。

肩書も名前の経緯も、記事を読めばわかる。
それすら確認せずに除名と公表に踏み切ったのだとすれば、30人の国会議員を擁する政党の情報管理として、お粗末と言わざるを得ない

 

 

 

 

まとめ:今回わかったこと

  • 横田増生氏の除名は、通告からわずか5分で完了。弁明の機会はなかった
  • 除名3日前、身分を隠した男が会見場で「離党されますか」と圧力をかけていた
  • ユニクロや維新と異なり、参政党は記事すら読まずにYouTubeだけで対応したとみられる
  • 記者には顔写真付き証明書を求めながら、自分たちは匿名で接触する非対称が浮き彫りになった
  • 横田氏の潜入ルポ連載は週刊ポストで継続中。次回以降、衆院選ボランティア中に生まれた「解けない謎」が語られる

よくある質問(FAQ)

Q1. 横田増生氏はなぜ参政党から除名されたのか?

週刊ポストに潜入ルポを発表したことが「党の規律を乱す行為」とされ、2026年2月20日に除名処分となった。

Q2. 除名処分はどのくらいの時間で行われたのか?

除名通告のメールから「離党・退会完了」メールまで、わずか5分だった。

Q3. 横田増生氏は偽名で入党したのか?

偽名ではない。離婚・再婚で合法的に妻の姓を名乗り、提出書類に虚偽はなかったと横田氏は主張している。

Q4. 会見場で横田氏に接触した男性は誰だったのか?

「参政党の事務局の者」と名乗ったが、名刺も身分証も役職も明かさず、身元は不明のままだった。

Q5. 横田増生氏の過去の潜入取材先はどこか?

ユニクロ(1年間潜入)、アマゾン、ヤマト運輸、日本維新の会(2022年参院選)などへの潜入実績がある。

Q6. 参政党の現在の国会議員数は何人か?

2026年2月の衆院選で公示前の2議席から15議席に躍進し、参議院と合わせて約30人の国会議員を擁する。

Q7. 潜入取材は法律に違反しないのか?

潜入取材は違法ではなく、英語ではアンダーカバーレポートと呼ばれる調査報道の手法。横田氏は合法性を主張している。

Q8. ユニクロや維新は潜入取材にどう対応したのか?

ユニクロは全店舗に対策メールを送り、維新は発売前に横田氏の人相書きを出回らせた。参政党とは対照的だった。

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リアルタイムニュースNAVI 編集部

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