
| 読了時間:約10分
セブンのツナマヨおにぎりが税込196円になった。
1年前は138円。
毎日おにぎりを買う人にとって、この値上げは無視できない。
何がいくらになったのか。
ファミマやローソンはどうなのか。
安く買う方法はあるのか。
この記事でわかること
セブンのおにぎり・弁当29品目が値上げ——ツナマヨは税込196円に
セブン-イレブンは2月12日、おにぎりや弁当など29品目の値上げを発表した。
📢 セブン公式のお知らせ
セブン-イレブン公式のお知らせでは「コメの価格についても依然として高止まりの状況です」「やむを得ず手巻おにぎりなどの一部米飯商品において、価格・規格の見直しをさせていただくことになりました」と説明している。
手巻おにぎり4種は2月16日から値上げされる。
弁当の一部は10日から順次始まっている。
| 商品名 | 値上げ前(税込) | 値上げ後(税込) |
|---|---|---|
| ツナマヨネーズ | 178円 | 196円 |
| 北海道産昆布 | 178円 | 196円 |
| 炭火焼紅しゃけ | 213円 | 232円 |
| 具たっぷり辛子明太子 | 213円 | 232円 |
これで1年間で4回目の値上げになる。
1年で4回——値上げの時系列
セブンのおにぎりは2025年1月から立て続けに値上げされてきた。
① 2025年1月:塩むすび108円→128円など37品値上げ。ただしツナマヨは128円で据え置き
② 2025年4月:海苔の高騰で4品を13〜15円値上げ
③ 2025年9月:定番おにぎり数品を順次値上げ
④ 2026年2月:29品目値上げ。ツナマヨもついに値上げ
注目すべきは2025年1月の対応だ。
セブン-イレブンの公式お知らせ(2025年1月)には「手巻おにぎり ツナマヨネーズ 128円→変更なし」と明記されている。
他の商品を値上げしてでも、看板商品のツナマヨだけは死守した。
その「最後の砦」が、1年で陥落した。
コメの高騰がそれだけ深刻だということだろう。
値上げだけではない——セブンの「もうひとつの手」
ただし、セブンは値上げだけで終わらせていない。
同じお知らせの中で、150円以下の低価格おにぎりも紹介している。
海苔を使わないことでコストを抑えた商品だ。
| 商品名 | 価格(税込) |
|---|---|
| 甘辛ソースで炒めたそばめしおむすび | 149円 |
| もち麦おむすび 梅ひじき | 159円 |
| わかめご飯おむすび | 159円 |
さらに冷凍おにぎりは2個入りで税込213円。
1個あたり100円以下になる。
🎫 50円引きクーポンも
2月17日〜23日に麺類を買うと、おにぎり50円引きクーポンがもらえる。2月28日まで使える。値上げの発表とセットで割引策を打ち出したのは、消費者の反発を和らげる狙いがあるのだろう。
では、この1年でツナマヨはどれだけ値上がりしたのか。
そしてファミマやローソンと比べるとどうなのか。
ツナマヨは1年で42%値上がり——コンビニ3社の価格を比べる
1年前、セブンのツナマヨがいくらだったか覚えているだろうか。
税込138円だ。
それが178円になり、今度は196円。
138円→178円→196円と、わずか1年余りで42%上がった。
日本経済新聞は「ツナマヨは1年で3割高」と報じている。
1年前
138円
2026年2月〜
196円
コンビニ3社のおにぎり価格はこれだけ違う
コンビニのおにぎりは「どこも同じくらいの値段」と思われがちだ。
しかし実はけっこう差がある。
日本農業新聞の調査と東京バーゲンマニアの比較記事をもとに、2026年2月時点の価格を並べてみる。
| 具材 | セブン(値上げ後) | ローソン | ファミマ |
|---|---|---|---|
| ツナマヨ | 196円 | 181円 | 198円 |
| 鮭 | 232円 | 221円 | 235円 |
| 昆布 | 196円 | 184円 | 198円 |
3つの具材すべてで、ローソンが最安だ。
ツナマヨではセブンとの差が15円、ファミマとの差は17円ある。
⚠️ 注意
ローソンやファミマもこの後に値上げする可能性はある。セブンの値上げに追随する動きが出れば、この差は縮まるだろう。
毎日買うと、年間いくら変わるのか
「18円の差なんて」と思うかもしれない。
だが毎日の積み重ねは大きい。
平日に毎日おにぎりを2個買う人を想定してみる。
月に約40個だ。
💰 年間の負担増
1年前の138円で買えていたおにぎりが196円になった。1個あたり58円の値上がり。月40個なら月に2,320円、年間で約2.8万円の負担増になる。
牛丼チェーンの並盛が400円前後だから、おにぎり2個で同じくらいの出費になる時代だ。
ここまで値上がりすると、さすがに売れなくなっているのでは——。
そう思うかもしれない。
ところが、現実はそう単純ではない。
「200円で誰が買うんだ」——値上げでも売上が増えているワケ
「おにぎり1個200円なんて買わない」。SNSにはそんな声があふれている。
Yahoo!知恵袋にも「コンビニおにぎり高すぎて買うのやめた人いますか」という質問が投稿され、多くが同意していた。
ところが、コンビニおにぎりの売上は伸びている。
JAcomの報道によると、ファミリーマート広報は「前年比で平均110%売り上げた」と話している。
ローソン広報も「2025年のおにぎりの売り上げは前年より約1割増えた」と明かした。
「売れている」と「売れなくなった」は両立する
この矛盾にはカラクリがある。
売上「金額」は増えた。
1個あたりの単価が上がっているのだから当然だ。
だが「個数」はどうか。
日本農業新聞は大手卸のコメントとして「売れ行きが鈍り、コンビニ向けの米の供給ペースが鈍化している」と伝えている。
📊 売上増の正体
値上げで1個あたりの単価が上がり、売上金額は増えた。しかし買う人や買う個数は減っている——そう見るのが自然だろう。
実際、コンビニ各社はこの変化に手を打っている。
海苔を使わないおにぎりや混ぜ込み系で低価格帯を充実させ、冷凍おにぎりも投入している。
高くても買う人向けの「プレミアム商品」と、節約したい人向けの「150円以下」を両方そろえる二極化が進んでいる。
セブンで安く買う3つの方法
今回の値上げを踏まえて、セブンで安くおにぎりを手に入れる方法をまとめる。
| 方法 | 内容 | 価格帯 |
|---|---|---|
| 低価格おにぎり | 海苔なしのおむすび | 149〜159円 |
| 冷凍おにぎり | 2個入りセブンプレミアム | 1個約107円 |
| 50円引きクーポン | 2/17〜23に麺類購入で配布 | 50円引き |
196円のツナマヨの代わりに149円のそばめしおむすびを選べば、1個あたり47円の節約になる。
月40個なら月1,880円、年間で約2.3万円の差が出る。
問題は、この値上げがいつまで続くかだ。
鍵を握るのはコメの価格だが、その見通しは楽観できない。
コメの値段はいつ下がるのか——2026年の見通し
「収穫が増えれば安くなるはず」。そう思っている人は多い。
2025年産の収穫量は前年から増えた。
だが価格はどうなったか。
ノウキナビの分析によると、新米が流通し始めてから16週以上連続で4,000円超という異例の事態が続いた。
5kgあたりの全国平均価格は4,416円まで上昇し、集計開始以来の最高値を記録している。
収穫量が増えれば安くなる → 増えたのに安くならなかった。なぜか。
コメが安くならない3つの構造
① 卸の集荷競争:2024年の「令和の米騒動」で品薄を経験した卸が、確保を急いで高値で買い集めた
② 生産コストの上昇:肥料や燃料の価格が高止まりし、農家への前払い金(概算金)が過去最高水準に
③ 一度上がった価格は下がりにくい:卸も小売も、高く仕入れた在庫を抱えたまま値下げはしにくい
経済学では、これを価格の下方硬直性と呼ぶ。
コメの場合、農家のコスト増が底上げとして効いており、仮に需要が落ちても仕入れ値自体が下がりにくい構造になっている。
⚠️ ここからは見通しの話であり、推測を含みます
読売新聞が報じたところでは、今後3か月のコメ価格は「安くなる」との見方がある。在庫水準が高いことが根拠だ。一方で、スーパーでの特売価格にはやや値下がりの兆しが出ているものの、コンビニおにぎりの価格にそれが反映されるまでには時間がかかるだろう。
📌 結論
コメの小売価格は少しずつ下がる兆しがあるが、大幅な値下がりは見込みにくい。コンビニおにぎりの価格が1年前の水準に戻ることは、当面ないと見るべきだろう。
まとめ
- セブンは2月16日からツナマヨを税込196円に値上げ。29品目が対象で、1年で4回目
- コンビニ3社で比べると、値上げ後はローソンのツナマヨ181円が最安
- 値上げでも売上金額は前年比1割増。ただし購入個数は鈍化している模様
- セブンの低価格おにぎり(149〜159円)や冷凍おにぎり(1個約107円)、50円引きクーポン(2/17〜23)を使えば節約できる
- コメ価格は高止まりが続いており、おにぎりが元の価格に戻る見通しは立っていない
よくある質問(FAQ)
Q1. セブンのおにぎりの値上げはいつからですか?
弁当は2月10日から順次、手巻おにぎり4種は2月16日から値上げが始まります。
Q2. セブンのツナマヨおにぎりはいくらになりましたか?
税別165円から182円に値上げ。税込では178円から196円になります。
Q3. セブンのおにぎりは何品目が値上げされますか?
おにぎりと弁当を合わせて29品目が値上げの対象です。
Q4. コンビニ3社でツナマヨが一番安いのはどこですか?
2026年2月時点ではローソンの181円が最安。ファミマは198円、セブンは値上げ後196円です。
Q5. セブンで安いおにぎりはありますか?
海苔なしのおむすびシリーズが税込149〜159円。冷凍おにぎりは2個入り213円で1個約107円です。
Q6. セブンのおにぎり100円セールはまたありますか?
2025年6月に約5年ぶりの100円セールがありましたが、次回の予定は未定です。
Q7. ファミマやローソンもおにぎりを値上げしますか?
2026年2月12日時点で追随の発表はありませんが、今後値上げする可能性はあります。
Q8. コメの値段はいつ下がりますか?
在庫水準の高さから今後3か月で下がるとの見方もありますが、大幅な値下がりは見込みにくい状況です。
リアルタイムニュースNAVI 編集部
最新ニュースをわかりやすく、いち早くお届けします。
📚 参考文献
- セブン-イレブン「コメ価格高騰への対応に関するお知らせ」(2026年2月12日)
- セブン-イレブン「コメ価格高騰への対応に関するお知らせ」(2025年1月20日)
- 流通ニュース「セブンイレブン/ツナマヨなどおにぎり2/16値上げ」
- オリコンニュース「セブン‐イレブン『おにぎり』など米飯商品を値上げ」
- 日本農業新聞「コンビニおにぎり4割高も 米消費減退に懸念」(2026年1月28日)
- JAcom「コンビニ『おにぎり』、値上げでも人気」(2026年1月28日)
- 東京バーゲンマニア「セブン・ローソン・ファミマのおにぎり比較」(2026年2月1日)
- ノウキナビ「スーパーのお米が過去最高4,416円」(2026年1月13日)
- 日本経済新聞「セブン、おにぎりなど平均9%値上げ ツナマヨは1年で3割高」(2026年2月12日)