| 読了時間:約5分
横開きと縦折り。
形が真逆なのに、値段は同じ7万円台だ。
ソフトバンクが7月23日、サムスンの新しい折りたたみスマホ「 Galaxy Z Fold8 」「Fold8 Ultra」「Flip8」の予約を始めた。
発売は8月7日。
折りたたみは高い、と身構えていた人ほど、価格表の前で手が止まる。
乗り換えなら、大画面のFold8も手のひらサイズのFlip8も、そろって 2年で7万1760円 。
なぜ形の違う2台が同じ額に並ぶのか。
その答えには、いまのスマホの値付けの裏側が透けて見える。
この記事でわかること

乗り換えなら2年7万円台、まず価格から
折りたたみが2年で7万円台。
しかも2機種が同額だ。
ソフトバンクの新機種はどれも「新トクするサポート+」(48回払いで買い、約2年後に端末を返すと残りの支払いが免除される仕組み)の対象になっている。
ITmedia Mobile によると、Galaxy Z Fold8とFlip8は256GBモデルの扱いで、番号そのままで他社から乗り換える「MNP」を選ぶと、2年間の実質負担が 7万1760円 まで下がる。
いちばん上のFold8 Ultra 256GBでも、MNPなら 9万5760円 だ。
この7万1760円を24カ月で割ると、 月あたり約2990円 になる(71,760円 ÷ 24カ月より)。
缶コーヒー一杯を少し我慢するくらいの月々で、あの大画面の折りたたみが手に入る計算だ。
「折りたたみ=一部のマニアの高級品」という感覚が、この数字の前で少しゆらぐ。
もちろん、これは返却を前提にした金額だ。
だが、まず目を引くのはその安さより、形も大きさもまるで違う2台が判で押したように同じ額で並んでいる点だろう。
形が真逆なのに、なぜ同じ7万円台なのか
横開きの大画面と、手のひらの縦折り。
形が真逆の2台が同額で並ぶ。
Galaxy Z Fold8は開くと約7.6型の画面になる、本を開くタイプの折りたたみだ。
一方のFlip8は、縦にパタンと折ってポケットに収まる小型タイプ。
使い勝手も見た目もまるで別物なのに、MNPの実質負担はどちらも7万1760円でぴったり重なる。
ふつうなら、大きくて高機能なFoldのほうがFlipより高いと思うはずだ。
ところが乗り換えの窓口では、その差が消える。
なぜか。
ここには、返した後にいくら手元に残るかを軸にした値付けが働いているのではないか。
返却を前提に割り引く仕組みでは、端末そのものの定価より「2年後に返してもらえる」という前提が価格を大きく左右する。
回収した端末は再び流通に乗せられるため、その分だけ実質価格を思い切って下げられる。
さらに、Fold8 Ultraの一括価格が40万円台に届くという高い数字を先に見せられると、そのあとの7万円台や9万円台がぐっと割安に感じられる。
この二つが重なると、形の違う2台をあえて同じ「お手ごろライン」に並べても、割高だと感じにくくなる。
あの折りたたみ、形が全然違うのに乗り換えだと同じ値段。
返す前提で安くしているから、形より「返した後にいくら残るか」で値段をそろえているっぽい。
では、その一括40万円が9万円台になる仕組みは、具体的にどう組み立てられているのか。
一括40万が実質9万になる仕組み
一括なら最大40万円超。
だが実質は9万円台まで縮む。
ITmedia Mobile によると、Fold8 Ultraの一括価格は、256GBの 32万9040円 から、1TBの 40万320円 まで幅がある。
それがMNPだと9万5760円まで下がるのは、支払いの半分をまるごと消す設計になっているからだ。
48回払いで買い、25カ月目に端末を返すと、残り24回分の支払いが免除される。
つまり、2年間で払うのは実質半分だけ。
だから「一括」と「実質」の間に、これほど大きな谷ができる。
返却して特典を受けるときには 2万2000円の「特典利用料」 (返すときにかかる手数料)が別にかかる。
ただし、次もソフトバンクでスマホに買い替えると「買替え応援割」が適用され、この手数料は免除される。
同じ乗り換えでも、契約の入り口で負担額はここまで変わる。
この安さは「返す」ことが大前提になっている。
では、もし25カ月目に返さない、あるいは返せない事情ができたら、この数字はどうなるのか。
25カ月で返さないと、この安さは消える
安さの正体は「返すこと」。
返さない道もある。
7万円台や9万円台という数字は、あくまで25カ月目に端末を返した場合のものだ。
返却を前提にした割引のため、返さなければ残りの支払いが発生し、想定した「実質」より 高くつくことになるだろう 。
手元に端末を残す自由と引き換えに、消えるはずだった24回分が戻ってくる、という構図だ。
だから、この価格表を見るときは「2年で手放す前提の自分」を思い描けるかどうかが分かれ目になる。
画面を割ってしまった、電池がへたった――そんな状態だと返却時の査定に響くこともある。
安さだけを見て飛びつくと、2年後に想定外の出費が待っている場合がある。
負担が膨らむ側を見たら、次は逆に、どこまで得を積み増せるかが気になってくる。
その主役が、最大4万5000ポイントの還元だ。
最大4万5000ポイントは"2つの合わせ技"
最大4万5000ポイント。
ただし1つの施策ではない。
Fold8 Ultraで狙える「最大4万5000ポイント」は、実は別々の2つのキャンペーンを足し合わせた上限だ。
Samsung Japan公式 によると、一つは、8月6日までに予約して8月7日から23日までに購入・応募すると受け取れる、 最大1万5000円相当 のPayPayポイント。
もう一つが、キャンペーンサイトでガチャを回すと当たる、 最大3万円相当 のポイントだ。
この二つを合わせて、上限が4万5000ポイントになる。
ここで大事なのは「最大」という言葉だ。
ガチャの当選額は人によって変わるため、 全員が3万円分をもらえるわけではない 。
予約購入分の1万5000ポイントは条件を満たせば受け取りやすいが、残りは運が絡む。
数字の大きさだけを鵜呑みにすると、実際の受け取り額との差にがっかりしかねない。
満額を狙うなら、動けるのはいつまでで、どこで買えばいいのか。
最後の分かれ目がここにある。
予約は8月6日まで、512GB超は店頭に無い
予約は8月6日まで、発売は8月7日。
購入計画で見落としやすいのが、大容量モデルの買い方だ。
ソフトバンク公式 によると、Fold8 Ultraの512GBと1TBは、ソフトバンクショップの店頭では扱いがなく、オンラインショップ限定での販売になる。
店頭で実物を触ってから大容量を選ぼうとすると、その場では買えない。
展示を見て、注文はオンラインで、という二段構えになる。
時間の区切りもはっきりしている。
予約は7月23日から8月6日まで。
発売は8月7日。
予約購入キャンペーンの応募は、発売日から 8月23日 までだ。
この期限を1日でも越えると、最大1万5000ポイントの受け取り資格そのものがなくなる。
カレンダーに「8月6日・予約」「8月23日・応募」と二つ印をつけておくと、取りこぼしを防げる。
同じ「乗り換えで7万円台」でも、それが手元に残る買い物なのか、2年後に手放す約束なのか。
価格表の数字は、その一点で意味が大きく変わる。
折りたたみが安く見えたときこそ、自分が2年後に端末を返せるかどうかを、先に確かめておきたい。
まとめ
- 乗り換え(MNP)だと、大画面のGalaxy Z Fold8も縦折りのFlip8も、そろって2年7万1760円。24カ月で割ると月あたり約2990円になる。
- Fold8 Ultraは一括で最大40万320円。それが乗り換えの実質9万5760円まで縮むのは、48回払いのうち25カ月目の返却で残り24回分が消える設計だから。
- 返却前提の割引なので、25カ月目に返さなければ残りの支払いが復活し、想定した「実質」より高くつく。
- 「最大4万5000ポイント」は、予約購入の最大1万5000+ガチャの最大3万を足した上限で、全員が満額もらえる数字ではない。
- 512GB・1TBは店頭になくオンライン限定。予約は8月6日まで、キャンペーン応募は8月23日まで。
同じ「乗り換えで7万円台」でも、それが手元に残る買い物なのか、2年後に手放す約束なのか——価格表の数字は、その一点で意味が大きく変わる。
よくある質問(FAQ)
Q1. ソフトバンクのGalaxy Z Fold8とFlip8はいくら?
乗り換え(MNP)なら、どちらも256GBモデルが2年で7万1760円です。
返却を前提にした実質負担額です。
Q2. Galaxy Z Fold8はいつ発売?予約はいつまで?
発売は8月7日です。
予約は7月23日から8月6日まで受け付けています。
Q3. 新トクするサポート+の仕組みは?返さないとどうなる?
48回払いで買い25カ月目に返すと残り24回分が免除されます。
返さない場合は残りの支払いが発生し、実質より高くつきます。
Q4. 最大4万5000ポイント還元の内訳は?全員もらえる?
予約購入の最大1万5000ポイントと、ガチャの最大3万ポイントの合計です。
ガチャは運が絡むため、全員が満額ではありません。
Q5. Galaxy Z Fold8 Ultraの512GB・1TBは店頭で買える?
店頭では扱いがなく、オンラインショップ限定の販売です。
展示は店頭で見られますが、注文はオンラインになります。
Q6. Galaxy Z Fold8 Ultraは一括だといくら?
一括価格は256GBの32万9040円から、1TBの40万320円までです。
乗り換えの実質負担は9万5760円まで下がります。
📚 参考文献
- ITmedia Mobile「ソフトバンクの『Galaxy Z Fold8/Z Flip8』は2年7万円台から Ultraは最大4万5000ポイント還元のチャンスも」 (2026年07月23日)
- Samsung Newsroom 日本「<ソフトバンク>『Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra | Fold8 | Flip8』2026年7月23日(木)予約開始・8月7日(金)発売」 (2026年07月23日)
- 共同通信PRワイヤー「<SB>『Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra | Fold8 | Flip8』2026年7月23日(木)予約開始・8月7日(金)発売」 (2026年07月23日)
- ソフトバンク公式「Samsung Galaxy Z Fold8」 (2026年07月23日)
- ソフトバンク公式「Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra」 (2026年07月23日)
- Samsung Japan公式「Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra | Fold8 | Flip8 予約購入キャンペーン」 (2026年07月22日)
リアルタイムニュースNAVI 編集部
reaitimenews.com
話題のニュースを「なぜ?」の視点で深掘りするニュースメディアです。法律・心理学・経済など専門分野の知識をもとに、報道だけではわからない背景や理由をわかりやすく解説しています。



