リアルタイムニュースNAVI

話題の出来事をリアルタイムで深掘り

高市首相はなぜ退陣を口にしたのか 3月24日夜の全内幕

高市首相はなぜ退陣を口にしたのか 3月24日夜の全内幕

| 読了時間:約10分

衆院選大勝から2ヶ月半後の3月24日夜、高市首相が側近・今井尚哉との激論の末に「退陣」を口にしたと月刊誌が報じた。なぜそこまで追い詰められたのか、3つの綻びを整理する。

3月24日夜、官邸で何が起きたか

3月24日夜、官邸に招かれた政府関係者の前で、高市早苗首相は激昂していた。

2月8日の衆院選で大勝した首相が、なぜ翌3月に「退陣」の二文字を口にしていたのか。

📢 月刊誌『選択』2026年4月号より

「あいつに羽交い締めにされた。許せない。切るつもりでいる」

"あいつ"とは、内閣官房参与(筆頭)の今井尚哉だ。高市首相自身が官邸に招き入れた側近である。

ところが、激昂した首相はその後、一転して弱音を漏らし始めた。

📢 選択2026年4月号・朝日新聞掲載広告リードより

「つらい、厳しい、眠れない……」
病を抱える女帝は心身共に限界が近いようだ

この夜は「二重の敗北」だった

実は、3月24日は別の意味でも政治的に重要な日だった。

東洋経済の報道によると、この日、政府・与党は2026年度予算の年度内成立が困難と判断した。暫定予算の編成に着手した。

前回の暫定予算は2015年のこと。11年ぶりという異例の事態だ。

3月24日夜に起きた「2つの出来事」

① 2026年度予算の年度内成立断念・暫定予算着手(11年ぶり)
② 今井参与との激論・解任要求・「退陣」発言

どちらか一方でも政権へのダメージは大きい。それが同じ夜に重なった。

 

 

 

今井尚哉とは誰か――なぜ首相を止められたのか

なぜ今井尚哉は、首相執務室に乗り込んで怒鳴り込めるほどの力を持っているのか。

📢 月刊誌『選択』2026年4月号より

「安倍晋三の長期政権を支えた元首相政務秘書官だ。高市に先の電撃的な解散総選挙を進言し、歴史的大勝へ導いた"陰の仕掛け人"でもある」

今井は経産省出身の大物官僚だ。安倍政権で首相秘書官・首相補佐官を兼務し、「安倍の分身」「影の総理」とも呼ばれた人物である。

高市政権の発足とともに内閣官房参与(筆頭)に迎えられた。衆院解散の道筋を描いた立役者でもあった。


「頼った人間に全否定された夜」

頼った人間に全力で反対された経験はないだろうか。高市首相の3月24日夜は、まさにそういう夜だった。

今井は首相の自衛隊派遣計画に「国難だ」と怒鳴り込んだ。選択誌によれば、その剣幕は"恫喝に近かった"という。

📢 月刊誌『選択』2026年4月号より

「あんた、何考えているんだ。どうなるか分かっているだろうな!」


「知ってる?今井は以前も首相を止めたことがある」

⚠️ ここからは推測です

今井尚哉はかつて、安倍元首相の靖国神社参拝を止めようとしたとも語られる人物だ。Xでは「固有スキル:羽交い締めのホルダー」と皮肉混じりに拡散した。

今回の自衛隊派遣阻止は、今井にとって"2度目の羽交い締め"だったのではないだろうか。「安倍路線の暴走を内側から制御する」という役割を、今度は高市政権で果たしたとも読めるだろう。

 

 

 

ホルムズ海峡派遣の内幕――首相は本気だったのか

なぜ今井がここまで怒ったのか。その発端は、日米首脳会談にある。

📢 月刊誌『選択』2026年4月号より

「高市は、実は米国大統領ドナルド・トランプの要請に応じ、ホルムズ海峡へ自衛隊を派遣する腹積もりでいた

2月28日、米・イスラエルによるイラン攻撃でホルムズ海峡が事実上封鎖された。日本はエネルギーの約9割を中東産油国に依存する。この海峡が止まれば、日本経済への打撃は計り知れない。

トランプ大統領は日本に艦船派遣を求めた。高市首相はそれに応じる腹積もりでいた、と選択誌は伝えた。


「決まっていない」と「腹積もり」のズレ

公式答弁と選択誌の報道の間には、大きなズレがある。

公式答弁 選択誌の報道
「何ら決まっていない」(NHK・3月13日) 「腹積もりでいた」(選択4月号)
「法的に可能な範囲で検討中」(首相答弁) 今井に阻止され「最終的に翻意した」

自民党の小林政調会長も「非常にハードル高い」と語っていた。党内からも反論が続出し、高市は最終的に翻意した、と選択誌は報じている。

「外交方針は首相が決める」実際は側近の「恫喝」で覆された

 

 

 

なぜ2ヶ月半で追い詰められたのか――政権の3つの綻び

世論調査データ「世論レーダー」によると、高市内閣の支持率は1月2日の79.5%をピークに、3月16日時点で56.0%まで低下した。

わずか2ヶ月半で23.5ポイントという急落だ。


支持率下落の3フェーズ

  1. 1月:解散への反感
    1月19日、通常国会の冒頭で衆院解散を表明。予算審議を犠牲にした解散に世論は冷ややかだった。
    報道各社の調査で「解散の判断を評価しない」が「評価する」を上回った社が8社中7社
  2. 2月下旬〜3月:「政治とカネ」の再燃
    衆院選に勝つと、当選者315人全員に計約1,000万円分のカタログギフトが配られていたことが発覚した。
    時事通信の調査では「問題だと思う」が45.7%で、「問題だと思わない」の36.5%を上回った。
  3. 3月:安全保障への不安
    イラン危機によるホルムズ封鎖で原油が高騰した。殺傷兵器の輸出解禁方針も浮上し、NHKの調査では反対が53%に達した。

支持率の推移(世論レーダー)

1月2日:79.5%(ピーク)→ 2月初旬:約66% → 3月16日:56.0%
2ヶ月半で23.5ポイント急落


「支持率は高い」は本当か

毎日新聞の3月28・29日調査では支持率は58%。一方、日本経済新聞の同時期の調査では72%だった。

調査手法の違いで数値は大きく変わる。「高支持率が続いている」どの調査を使うかで全く違う話になる

 

 

 

この先どうなるか――「ポスト高市」は誰だ

選択2026年4月号には、今回の記事と並んで別のタイトルが載っている。「まさかの時の『ポスト高市』は誰か」

政権内部でも"その先"が語られ始めているようだ。


健康不安という要素

高市首相には関節リウマチという持病がある。朝日新聞の報道によると、衆院選の遊説中に悪化し、官房副長官が「持病の関節リウマチが遊説中に悪化し、治療が必要となった」と説明した。

「眠れない」という弱音が漏れた夜は、こうした身体的な負荷とも重なっていた。

⚠️ ここからは推測です

参院では与党が過半数を持たない状態が続く。暫定予算という失敗、ホルムズ問題という外圧、側近との亀裂、持病の悪化。これらが重なるなか、政権が安定を取り戻すシナリオは、簡単には描けないだろう。

ただし「退陣」は今のところ公式な表明ではない。3月24日夜の発言が政権の終わりを確定するわけではなく、状況はなお流動的だ。

 

 

 

この構図が問いかけること――深層読み替え

⚠️ ここからは事実に基づく考察であり、確定情報ではありません。以下は筆者の考察です。

報道が伝える構図は「高市 vs 今井」という個人の対立だ。だが、この出来事を別の文脈で読み替えると、また違う景色が見えてくる。


「安倍の遺産」が現政権を縛っている

今井尚哉は安倍政権の産物だ。そして高市政権もまた、安倍路線の継承を掲げて生まれた政権である。

ところが、その「安倍の産物」が「安倍路線の継承者」を止めた。これは単なる個人的な対立ではなく、「安倍政権とは何だったか」という問いを内包するのではないだろうか。

安倍政権が7年8ヶ月続いた理由のひとつは、今井のような「暴走を制御するブレーキ役」の存在だったとも言われる。高市政権はそのブレーキを形だけ引き継いだが、制御の実質を引き継げていなかった、という見方もある。


「誰が政策を決めているのか」という問い

⚠️ 引き続き考察です

現代の政治では、「誰が選ばれたか」より「誰が決めているか」が重要になる場面がある。今回の構図では、選挙で選ばれた首相が、選挙で選ばれていない参与に外交方針を覆された、ともとれる。

これは民主主義の機能として見れば「暴走を止めた」ケースだ。権力の所在という観点で見れば、「首相の決定権は誰が持つのか」という別の問いを生む。

日本初の女性首相が、自分で呼び入れた側近に阻まれた夜。それは個人の話を超えて、日本の政権コントロールのあり方を映し出す鏡ではないだろうか。

まとめ

  • 月刊誌『選択』2026年4月号が報じた内容によれば、高市首相は3月24日夜に今井参与の解任を主張し、「退陣」を口にした
  • 背景には、ホルムズ海峡への自衛隊派遣をめぐる今井との激論があった
  • 同日、2026年度予算の年度内成立断念・暫定予算着手(11年ぶり)という政治的敗北も重なった
  • 支持率は就任時の79.5%から2ヶ月半で56%まで急落(世論レーダー調査)
  • 選択誌同号には「ポスト高市は誰か」という特集記事も並んでいる
  • 「退陣」は今のところ公式な表明ではなく、状況は流動的だ

⚠️ 注意

「退陣」は今のところ公式な表明ではありません。選択誌の報道は冒頭の無料公開部分と朝日新聞掲載の広告リードから引用しています。本文の全文は購読制のため未確認です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 高市首相が「退陣」を口にしたのはいつ、どこでですか?

2026年3月24日夜、首相官邸に招いた政府関係者の前で発言したと月刊誌『選択』2026年4月号が報じた。

Q2. 今井尚哉とは何者ですか?

安倍政権を支えた経産省出身の元首相秘書官。現在は高市政権の内閣官房参与(筆頭)を務める大物官僚。

Q3. なぜ高市首相は今井参与と激論になったのですか?

選択誌によれば、高市首相がトランプ大統領の要請に応じてホルムズ海峡へ自衛隊を派遣しようとしたため。

Q4. ホルムズ海峡への自衛隊派遣は決まったのですか?

政府の公式答弁は「何ら決まっていない」。選択誌は首相が「腹積もりでいた」が最終的に翻意したと報じた。

Q5. 高市内閣の支持率はどのくらいですか?

毎日新聞調査で58%、日経・テレビ東京調査で72%(いずれも2026年3月末時点)。調査手法で差がある。

Q6. 暫定予算とは何ですか?

当初予算が国会で年度内に成立しない場合につなぎとして組む予算。今回は11年ぶりの異例の事態となった。

Q7. 高市首相に健康上の問題はありますか?

関節リウマチの持病がある。衆院選の遊説中に悪化し、官房副長官が公式に説明した。

Q8. 高市首相の退陣はいつになりますか?

現時点で公式な退陣表明はない。選択誌が報じたのは官邸内での私的な発言であり、状況は流動的だ。

Q9. ポスト高市の後継首相は誰ですか?

選択2026年4月号で「ポスト高市は誰か」という特集が組まれているが、具体的な後継者名は未確認。

Q10. 「選択」とはどんな雑誌ですか?

政財界の内幕情報を扱う月刊総合情報誌。購読者約3万人を対象とした権威ある政界情報誌として知られる。

N

リアルタイムニュースNAVI 編集部

reaitimenews.com

話題のニュースを「なぜ?」の視点で深掘りするニュースメディアです。法律・心理学・経済など専門分野の知識をもとに、報道だけではわからない背景や理由をわかりやすく解説しています。

📚 参考文献