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乗用車1台がガードレールに当たった瞬間、4台分の連鎖が始まった。
2026年6月21日の午後3時ごろ、東北自動車道(上り)の久喜白岡ジャンクション付近で起きた事故の話だ。
後続2台は「減速した」。
それでもマイクロバスは止まれなかった。
なぜ単独事故がここまで広がるのか。
追い越し車線という場所には、多くのドライバーが知らない「3重の罠」がある。
この記事でわかること

午後3時、追い越し車線で何が起きたか
追い越し車線の右端で乗用車がガードレールに当たり、 4台分の連鎖が始まった。
KSB瀬戸内海放送 によると、 2026年6月21日 午後 3 時ごろ、埼玉県久喜市の東北道上り・ 久喜白岡ジャンクション 付近で事故が発生した。
追い越し車線を走行中の乗用車が右側のガードレールに接触した。
これが起点になった。
後続の車 2 台が減速したところ、さらに後ろを走っていた マイクロバス が追突した。
合わせて 4 台が絡む事故となり、 2 人が体の痛みを訴えた。
現場付近では 10 キロ以上の渋滞が発生した。
実は、最初の 110 番通報では「車 3 台ほどが関係する玉突き事故」と伝えられていた。
実際の台数は 4 台だった。
現場の全体像は、通報の瞬間には把握しきれていなかったのだろう。
高速道路上で次々と事態が動いていく現場の混乱が、この一点からも伝わってくる。
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では、後続2台が減速していたにもかかわらず、マイクロバスはなぜ止まれなかったのか。
減速したのに止まれなかった理由
高速道路では、 前の車が見えてからブレーキを踏んでも、物理的に止まれない距離が残ることがある。
一般道と高速道路では、車が止まるまでに必要な距離がまったく違う。
時速 100 キロで走行している場合、ブレーキを踏んでから実際に止まるまでに 100 メートル前後かかるとされている。
前の車が「減速している」だけでは、後ろの車にとって十分な警告にならない場合がある。
デンソーテン は、 警察庁 の統計データを引用しながら「事故の主な原因はわき見運転や安全不確認といったヒューマンエラーが占めている」と説明している。
高速道路での事故の多くは、 機械的なトラブルではなく人間側のミスが起点 になっている。
⚠️ 今回のマイクロバスが前の2台の急な減速に対応できなかった背景には、高速特有の制動距離の問題や車間距離が関係していた可能性があるのではないか。
ただし事故原因は現時点で当局から発表されておらず、断言はできない。
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では、追い越し車線という「場所そのもの」が、なぜここまで連鎖を止めにくいのか。
追い越し車線での事故が3重に怖い本当の理由
追い越し車線でガードレールに当たった瞬間、 逃げ場は右にも左にもほぼない。
「高速道路で事故が起きたら路肩に寄せればいい」 と思っているドライバーは多い。
しかしこれは、走行車線(左側)での話だ。
追い越し車線は道路の一番右端にある。
路肩は道路の一番左端にある。
つまり、追い越し車線で止まった場合、路肩まで全車線を横切らなければならない。
追い越し車線には、以下の3重の罠がある。
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まとめ
- 発端の乗用車が止まったのは、路肩から最も遠い「追い越し車線」だった。これが連鎖を止めにくくした直接の要因だ
- 追い越し車線での停車は①ガードレール外への逃げ場がない②停止表示器材を出す時間がない③後続車から発見されにくい、という3条件が重なる
- 高速道路では「止まっていた車にも過失が発生する」。基本割合は停車側40%・追突側60%で、一般道の「全部追突した側が悪い」とは話が変わる
- 久喜白岡JCT付近では2026年に入ってから複数回の事故通行止めが確認されており、JCT付近の構造的な注意が必要な可能性がある
- 三角表示板が車に積んであるか、今日確認してみることが、高速道路での二次事故リスクを下げる最初の一歩になる
追い越し車線での単独事故が「なぜここまで広がるのか」という問いの答えは、車間距離の話だけでは終わらない。
止まる場所の構造と、パニック状態での人間の行動限界が重なったとき、単独事故は連鎖事故になりうる。
よくある質問(FAQ)
Q1. 東北道の久喜白岡JCT付近で起きた事故の概要は?
2026年6月21日午後3時ごろ、乗用車がガードレールに接触した単独事故をきっかけにマイクロバスなど4台が絡む玉突き事故が発生。
2人が負傷し10キロ以上の渋滞が起きた。
Q2. 追い越し車線での事故がとくに危ないのはなぜ?
路肩は道路の左端にあり、追い越し車線から路肩まで全車線を横切る必要がある。
中央分離帯側への逃げ場はなく、停止表示器材を設置する時間的余裕もほとんどない。
Q3. 高速道路で玉突き事故になった場合の過失割合はどうなる?
自分に過失がある事情で本線車道に止まっていた場合の基本割合は停車側40%・追突側60%。
一般道と違い、止まっていた側にも過失が発生するケースがある。
Q4. 高速道路で事故を起こしたとき正しい行動は何か?
警察庁はハザードランプの点灯・停止表示器材の設置・ガードレール外への避難の3つを推奨している。
停止表示器材を使うかどうかは過失割合にも影響する。
Q5. 玉突き事故の責任は最後尾の車だけにある?
一般道では最後尾が原則100%だが、高速道路では前の車の急ブレーキや不適切な停車にも過失が発生するケースがある。
事故の状況ごとに判断される。
Q6. 久喜白岡JCT付近では以前も事故があったか?
2026年1月にNEXCO東日本が同区間で事故再見分に伴う夜間通行止めを実施、2月にも同JCT付近でトラックなど2台の事故による渋滞が報告されている。
Q7. 停止表示器材(三角表示板)は法律で義務付けられている?
道路交通法施行令第27条の6で、高速道路で止まる場合は停止表示器材を後続車の見やすい位置に置かなければならないと定められている。
📚 参考文献
- KSB瀬戸内海放送「東北道でマイクロバスなど4台の事故 単独事故から玉突きに 埼玉・久喜市」 (2026年6月21日)
- 警察庁「高速道路」
- 弁護士法人長瀬総合法律事務所「高速道路上での多重事故の過失割合(玉突き事故の責任分配)」 (2025年5月)
- 交通事故お役立ち手帳「高速道路の本線車道に停止中の追突事故の過失割合」
- デンソーテン「高速道路での事故を防ぐには?ドライバーと管理者が知るべき原因・対応・対策」 (2026年4月)
- NEXCO東日本「東北自動車道 下り線 岩槻IC⇒久喜白岡JCT 事故再見分に伴う夜間通行止めのお知らせ」 (2026年1月)
- news.yahoo.co.jp
- atomfirm.com
- vs-group.jp
- x.com
リアルタイムニュースNAVI 編集部
reaitimenews.com
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