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三重・志摩の海岸でサーフィン中の男性溺れ死亡

| 読了時間:約5分

板の上で沖まで出られる人が、正午の海で命を落とした。

2026年7月25日、 三重県志摩市 阿児町国府の海岸の沖合で、サーフィンをしていた大阪府大東市の男性が溺れた。

男性は知人らに救助されたが意識不明の状態で、搬送先の病院で 死亡が確認された

死因は溺死だった。

所管の鳥羽警察署が原因を調べている。

確かめたいのは「三重のどこか」、そしてその裏にある「自分の行く海は大丈夫なのか」だろう。

真夏の明るい海で、泳ぎに慣れた人がなぜ溺れたのか。


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三重・志摩の海岸でサーフィン中の男性溺れ死亡

事故が起きたのは志摩市国府の海岸

三重県志摩市阿児町国府の海岸の沖合だった。

現場の国府の浜は、地元の 志摩市観光協会 がサーフィンデビューの場所として紹介するほど知られた砂浜だ。

夏になれば板を抱えた人が集まる、いわば海遊びの入り口のような場所である。

その海で、大阪から訪れた男性が溺れた。
7月25日の正午ごろのことだ。

メ~テレ によると、知人らがすぐに引き上げたものの、男性はすでに意識がなかった。

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にぎわう夏の海で、なぜ板の上で沖まで出られる人が沈んでしまったのか。

ここで浮かぶのは、その一点だ。

泳げる人が穏やかな海で溺れる理由

離岸流は 秒速1.5〜2m

五輪選手でも逆らえない。

海上保安庁 は、岸から沖へ一気に引っぱるこの流れ(離岸流)の速さを、オリンピックの水泳選手に匹敵すると説明している。

幅は 10〜30メートル 、沖へ伸びる長さは 200メートル ほどにもなる。

全力で泳いでも、この流れに逆らって岸へ戻るのは難しい。

泳ぎに自信がある人ほど、力ずくで戻ろうとして体力を使い果たす。

だからサーフィンや海水浴に慣れた人でも、沖へ運ばれてしまう。

波が高い日だけ危ないと 思われがちだが 、実際には 波高0.5メートル以下の穏やかな海でも離岸流の事故は起きている

研究機関の調べでは、遊泳できる程度のおだやかな波でも流れは発生する。

見た目が静かだから安全、とは限らないのだ。

岸にたまった海水が一点から沖へ戻る流れが離岸流だ
岸にたまった海水が一点から沖へ戻る流れが離岸流だ(※イメージ図)

では、この国府の海はたまたま運が悪かっただけの場所なのか。


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同じ国府の海で繰り返される溺水

同じ国府の海岸で、前にも溺死があった。

伊勢新聞 によると、2025年9月27日にも志摩市阿児町国府の海岸から約30メートル沖で、大阪府吹田市の 67歳 男性がサーフィン中に溺れて亡くなっている。

今回とほぼ同じ場所だ。

1年もたたないうちに、同じ海岸で2度目の溺死が起きた ことになる。

同じ国府の海岸で2年続けて溺死が起きている
同じ国府の海岸で2年続けて溺死が起きている(※イメージ図)

日本ライフセービング協会 の集計では、海水浴場での溺水事故のおよそ 半分 が離岸流によるものだという。
2件に1件が、この見えない流れに関わっている。

なぜ、人気の海岸で悲劇が繰り返されるのか。

人が多く集まる入りやすい海ほど「みんな入っているから大丈夫」という空気が生まれ、目に見えない流れへの警戒が薄れて事故が繰り返されるのではないか。

にぎわいそのものが、危険を覆い隠してしまう側面があるのかもしれない。

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怖がって終わるのではなく、もし流れに乗ってしまったとき、どう動けば戻れるのかを知っておきたい。

流されても助かる岸と平行の泳ぎ

流れに逆らわず、岸と平行に泳ぐ。

それだけだ。

離岸流は沖へ一直線に伸びるが、その幅は 10〜30メートル しかない。

だから沖へ逆らって泳ぐのではなく、 岸と平行に横へ動けば、帯のような流れから外へ抜け出せる

抜けてから岸へ向かえばいい。

逆に、まっすぐ岸へ戻ろうとするのは危うい。

沖へ伸びる流れの長さは 200メートル ほど。

これは25メートルプールを往復4回するのと同じ距離だ。

その距離を秒速1.5〜2mの流れに逆らって泳ぎ切るのは、どんなに泳ぎが得意でも現実的ではない。

まず慌てないこと。

そして沖へ逆らわず、横へ抜けること。

この順番を頭に入れておくだけで、生死は変わる。

沖へ逆らわず横へ抜ければ幅10〜30mの流れから出られる
沖へ逆らわず横へ抜ければ幅10〜30mの流れから出られる(※イメージ図)

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自分の入った位置を覚えておくことが、次に海へ行くあなたの最初の備えになる。

見た目の穏やかさと、水面下で人を沖へ運ぶ流れの強さは、まるで別物なのだ。

まとめ

  • 事故は三重県志摩市阿児町国府の海岸の沖合で起き、大阪府大東市の男性がサーフィン中に溺れて死亡、死因は溺死だった
  • 岸から沖へ引く離岸流は秒速1.5〜2mで、五輪の水泳選手でも逆らえず、泳ぎの得意な人ほど力尽きやすい
  • 波高0.5メートル以下の穏やかな海でも離岸流は発生し、「静かだから安全」は成り立たない
  • 同じ国府の海岸では2025年9月にも67歳男性がサーフィン中に溺死しており、1年たたずに2度目の溺水が起きた
  • 流されたら岸と平行に横へ抜けるのが鉄則で、幅10〜30メートルの流れから出れば助かる

よくある質問(FAQ)

Q1. 三重のサーフィン死亡事故はどこで起きた?

三重県志摩市阿児町国府の海岸の沖合です。

サーフィンで知られる国府の浜のあたりで、2026年7月25日の正午ごろに起きました。

Q2. 亡くなったのはどんな人?

大阪府大東市の男性です。

サーフィン中に溺れ、知人らに救助されましたが意識不明で、搬送先の病院で死亡が確認されました。

年齢は公表されていません。

Q3. 死因は何だった?

警察によると死因は溺死です。

所管の鳥羽警察署が当時の状況や原因を詳しく調べています。

Q4. なぜサーフィンができる人が溺れるの?

岸から沖へ引っぱる離岸流は秒速1.5〜2mで、五輪の水泳選手でも逆らえないほど速いためです。

泳ぎに自信がある人ほど力ずくで戻ろうとして体力を使い果たします。

Q5. 国府の浜は過去にも事故があった?

はい。

伊勢新聞によると2025年9月27日にも同じ志摩市阿児町国府の海岸から約30メートル沖で、67歳男性がサーフィン中に溺れて亡くなっています。

Q6. 波が穏やかな日でも離岸流は起きる?

起きます。

研究機関の調べでは波高0.5メートル以下の穏やかな海でも離岸流は発生します。

見た目が静かでも安全とは限りません。

Q7. 離岸流に流されたらどうすればいい?

沖へ逆らって泳がず、岸と平行に横へ泳ぐのが基本です。

流れの幅は10〜30メートルなので、横へ抜けてから岸へ向かえば助かります。


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リアルタイムニュースNAVI 編集部

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